なんとなくなんですが、BMWの3シリーズはむかーしから320が標準、という気がしてます。「六本木カローラ」なんて言われてた頃からですかね。
そのころからも、今も、BMWの売れ筋である3シリーズに、やっとというか当然のように320が追加されました。
ところで、BMWのネーミングはシリーズ名に排気量の頭二桁、が基本で、320なら「3シリーズの2リッターエンジン搭載車」というのが定番のネーミングでした(例外もありました)。しかし、現在の3シリーズで最初に登場した328は2.8リッターエンジンではなく2リッターを過給して2.8リッターくらいに相応しいエンジンに仕上げてあります、という意味合いでした。
これは過去の例外にもありましたが、昨今の「排気量を小さなエンジンを過給して大排気量並に見立ててエコと快適を両立する」といういわゆる「ダウンサイジング」の理論からすると、BMWの車名と排気量の差はドンドン増えていきそうな予感ですね。
と思ってみると、今度の320は数字通りの2リッターエンジンなんですね。しかもターボ加給してあるんですよ。
いまどき数字通りの排気量でターボ付きなんて、なんだかお得な気がするのは、まだ排気量信仰が根付いてる古い世代だからでしょうか?
それはともかく、もっともお安い320i SEは399万円と、400万円を切っています。8速ATです。ブレーキエネルギー回生装置も付いてます。アイドリングストップも付いてます。それで、エコカー減税の対象です。320i Sportの場合で35万900円の優遇となります。
戦略的な値付け感もあり、これはやっぱりお得と言ってもいいでしょう。
けど、個人的には32oi SEのMTが388万円で出てくれればベストと思ってるんですが、いかがでしょう?
320iシリーズ価格表/諸元
320i SE8速AT 399万円
320i8速AT4ドア 450万円/320i6速MT 439万円
320i Sport8速AT 470万円/320i Sport6速MT 459万円
320i Modern8速AT 470万円/320i Modern6速MT 459万円
320i Luxury8速AT 470万円/320i Luxury6速MT 459万円全長×全幅×全高 4625×1800×1440mm/ホイールベース2810mm/最低地上高 140mm/トランク・ルーム容量 480リットル/車両重量 1480〜1540kg/燃費 16.0〜16.6km/L(JC08モード)
なお、発表会場には トライアスロンでロンドンオリンピックへ出場が内定している上田藍選手と細田雄一選手も登場。BMWジャパンでは、良い成績を残してくれたらBMWを1年間無償で貸してくれる、と約束していました。
トライアスロン選手でも、やっぱり普段はクルマに乗るんでしょうね。とてもカッコいいクルマだとお二人とも感激していました。がんばって下さい!
(小林和久)
【外部リンク】
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