マツダディーラーでCX-5ディーゼルに試乗させて貰った後に、エンジンルームを覗き込むと……。
ひときわ鮮やかなスカイアクティブエンジンカバーの横に、バッテリーを発見しました。これはでかい!デカイです!
「これまではi-stop用も含めて2つのバッテリーを積んでいたところを、ひとつにまとめたみたいです。」
とはセールスさんのコメント。
i-stopとはマツダ独自のアイドリングストップで、ガソリンなら点火プラグで着火できるのですぐにエンジン始動しそうだけど、自然着火のディーゼルはどうやっているのか不思議ですよね。マツダのHPには、こんな解説が載っていました。
ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンのように点火プラグによる着火ではなく、圧縮自着火するため、再始動する際に必ず十分な圧縮行程を必要とします。一般的なディーゼル用のアイドリングストップシステムは2圧縮目以後で着火・再始動しますが、i-stopでは1圧縮目で着火できるよう事前にピストンの停止位置を制御することで、ディーゼル用のシステムとしては世界最速の0.40秒(AT車、社内計測値)でのエンジン再始動を実現しました。i-stopの特長でもある迅速な再始動と、振動や騒音を抑えた自然な使い心地を提供します。
独自の技術で、始動時間が世界最速というのが素晴らしい〜。
また従来のi-stopと比較すると操作や動作も確実に進化しており、停止直後にブレーキをグッと踏み込むとエンジンがストンと止まってくれるので、自分の意思で止められる感覚がよかったですね。
マツダ社長が「CX-5の販売は、かつての赤いファミリア以来の手応え!」とコメントしていました。
「2BOXの赤いファミリアXGサンルーフ」といえば、昭和50年代後半にマツダがかっ飛ばした起死回生の大ヒット作でした。
クリーンディーゼルという強力な武器を備えた「フルスカイアクティブのCX-5」が、「赤いファミリア」に匹敵する「平成の大ヒット」をかっ飛ばすのも、極めて現実的かもしれないと感じています!
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(拓波幸としひろ)