ウワサのル・マンカー、日産デルタウイングのエンジンはジュークと共通?!

過去にも取り上げているが、その奇妙なカタチで話題を集めている日産デルタウイングのルマンカー。セブリング12時間耐久でのデモラン映像とともに、気になるエンジンについての情報も盛り込んだ映像が公開された。

フロントタイヤがまるで一輪に見えるほど狭く配置(実際には二輪)されているので「タイトなところは曲がれないのでは?」と言われていたが、この映像ではシケインもなんなく曲がっている。

またガレージに入るシーンでは、フロントタイヤがしっかりと操舵しているのも確認できる。

そして気になるエンジン。

デルタウィングはもともとインディカー候補として開発されていたという経緯もあり、はたしてエンジンはすでに開発されているものなのか?、それとも新たなエンジンを積むのか? 日産製だとしたら新開発のレーシングエンジンなのか……。

当初の発表では明確にされていなかったが、この映像では、既報の通りに日産製1.6Lターボエンジンを積んでいること、そのエンジンはジューク譲りのユニットと表現された。

実際にどこまでジュークの直噴ターボエンジン「MR16DDT」をベースにしているかどうかは不明だが、レーシングスペックで300馬力に対し市販車のカタログスペックで190馬力を出しているのでベースになっているのは確実。
今後はトルクベクトルも含め、ジュークとの関連性が取り沙汰されることになりそうだ。

 

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる