スーパー耐久にはSTX~ST5までの6クラスがあり、
メルセデス SLSやBMW Z4のスーパーカーから
フェアレディZやシビック等のスポーツカー
ヴィッツ等のコンパクトカーが混走するレースなのです。
今回注目するST5クラスとは、エンジンの排気量が1500cc以下の車両のクラスです。
日本の税制上1500ccを超えてしまうと税金が高くなってしまう為
国産コンパクトカーの排気量は大体1000cc~1500ccとなっています。
そして、各メーカーの売れ筋コンパクトカーには1500ccのスポーツモデルが用意されています。
各車両の紹介順は2012年2月の新車乗用車販売台数ランキングから行きます。
第2位 ホンダ フィット 24,973台
公式テストでもST5クラス最速タイムをたたき出した
BRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J’SフィットRS
普段は大人しいフィットもエアロパーツやカラーリングで勇ましくなりますね。
ハイブリッドも選べるバリエーション豊富なクルマです。
第5位 ヴィッツ 11,288台
昨年のST5クラスチャンピオンです
エンドレスアドバントラストヴィッツ
ナンバー付きヴィッツレースも盛んに行われていて、
そのマシンをベース車両でS耐車両にコンバートするチームが多いです。
ST5クラスの半分以上がヴィッツです。
トヨタの中でのライバル、プリウスやアクアの販売も多く販売台数がフィットに比べて少ないですね
12位 デミオ 5,906台
スーパー耐久には今年より初参戦。
TEAM NOPROだけではなく、
フラットウェルwithツインズワンS耐プロジェクトからもデミオが走ります。
スカイアクティブ デミオが売れていて最近街中でよく見かけるようになりましたね。
ワンメイクレース、ジムカーナ、ラリーと競技ベース車両として人気があります。
今年のST5クラスの分布はフィット1台 デミオ2台
ヴィッツがスポット参戦を含めると6台近く
昨年は速さのフィット、強さのヴィッツという感じがしましたが今年はどうなるでしょう
また、新規参加の2台のデミオがどう戦うか?
他にもヴィッツの最新モデルも登場するとの噂もあります。
スーパーカーやスポーツカーに目が行きがちですが、
身近なクルマが本気で走る姿をサーキットで応援してみるのは如何でしょうか?
(野上達也 撮影 はやさか、BOX)