これもクルマの進化? サブネームがメインネームに変わってしまったクルマたち

クルマの名前は色々な意味を持ち、開発者達の思い入れを強く表すものだったり、そのクルマを受け入れてほしい人達に向けたメッセージみたいなものだったり、排気量などだけを表すものだったり、様々です。

その名前にもサブネームとしてメインの名前に追加する形でつく名前がありますが、後にそのクルマの名前がサブネームだけになってしまう事も多いです。

代表的なところでは、マークⅡ。

デビュー当時はコロナマークⅡという名前で、トヨタコロナの上級車種としてデビュー。

後に84年に発売になったGX71型からコロナのメインネームが消え、トヨタマークⅡになりました。

マークⅡはコロナの派生車としてサブネームが与えられ、コロナは独自のブランドとして残りましたが、今となってはそのコロナもプレミオと名前を変え、マークⅡもマークXに生まれ変わりました。

派生車種でなくともサブネームがメインの名前になってしまうクルマもあります。

三菱シャリオ→シャリオグランディス→グランディス



トヨタコロナ→コロナプレミオ→プレミオ

日産ホーミー(キャラバン)→ホーミーエルグランド→エルグランド

他にもまだまだありますが、サブネームがメインネームに変わってしまう事はよくあるようです。

最近ではサブネームがついたクルマが登場すると、名前が変わってしまうのでは?と勘ぐってしまうのは、私だけでしょうか?

サブネームはメーカーが路線変更や革新を求めるのに対し、ユーザーは慣れ親しんだ名前に安心感や信頼感を覚え、売れ行きにまで影響が出る為、一度メインの名前にサブネームをつけ、後にサブネームだけにするとも言われています。

個人的には長く続く名前のクルマには安定した販売があってこそと思えるので、サブネームに変わる車は売れ行きの落ち込みやテコ入れといったイメージが湧いてしまうといったネガティブなイメージも付いてしまう事もあると思いました。

(井元 貴幸)

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