いまやカーナビのうち約3割を占めるPNDですが、スマホとの競合が始まるなど、急成長にブレーキがかかりそうな予感がします。
今年はナビメーカーも生き残りをかけて個性的なモデルをリリースするはずで、昨年12月には、パナソニックから「ゴリラ」ブランドで自転車での使用を強く意識したSSDポータブルナビがリリースされました。
クルマに加えて、自転車・徒歩モードに対応するPNDは珍しくありませんが、クルマでは入れない一方通行の逆走に対応する程度で、クルマ用PNDと自転車用PND、徒歩用PNDの3役をしっかりと兼ね備えているのはこの「CN-MC01L」がほぼ初めてといえるでしょう。サイズは4.3型液晶で、防水仕様、取付に必要な自転車用クレードルを備えています。ウインカーガイドで自転車に乗りながらでも見やすい案内をするほか、消費カロリーや移動時間などが分かるサイクルコンピュータとしての機能も充実。
パイオニアも自転車用ポータブルナビの「SGX-CN700」を2月にも発売する予定ですから、自転車ブームのいま、多彩なモデルがこれから続々と登場して選択肢が増えて欲しいものです。
(塚田勝弘)