【2012 元旦】首都高距離別料金で横浜からお台場、TDRに行くなら首都高オンリーがオトクに!

2012年元旦、首都高の料金体系が距離別に変わりました。

 

普通車の料金は、これまで一律700円だったわけですが、下に示すように距離別に5段階になったわけです。

 

0~6km:500円

6超~12km:600円

12超~18km:700円

18超~24km:800円

24km超:900円

 

この料金体系、一見すると高くなっただけのように思えますが、一部のユーザーにはメリットあり。

というのも、従来は東京線と別料金だった首都高・神奈川線や埼玉線も、上記の料金体系に組み込まれたから。

 

首都高速道路のホームページで挙げられている例でいえば、横浜の「みなとみらい」からお台場の「臨海副都心」を目指した場合、従来は神奈川線の600円+首都高(東京線)700円の合計1300円かかっていたところが、900円で済むようになるというわけです。

 

こうした料金体系の変化はオトクなルート設定の条件を変えてしまいます。

たとえば東京ディズニーリゾートへ行く場合。

従来は東名・横浜町田インターチェンジが最寄りというユーザーならば東名の横浜町田~東京インター間の料金(通常750円)+首都高・用賀~浦安(旧料金:700円)というルートを選ぶことが多かったでしょうが、新しい料金体系では首都高の距離が約32kmで900円となってしまいます。

 

つまり東名がETC割引で550円になったとしても、結果として有料道路代は1450円となるわけ。

 

そこで提案。横浜町田インターで東名にのらず、そのまま保土ヶ谷バイパス経由三ツ沢から首都高・神奈川線というルートで浦安を目指すと、首都高の距離は約40kmとなりますが、もちろん料金は900円。

 

渋滞の関係などもあるので、絶対的に首都高ルートが有利とはいえませんが、有料道路代を抑えたルート設定では最適解が変わってくるケースもあるというわけ。ちなみに、従来料金でいうと東名のETC割引550円+首都高700円を利用すれば、首都高・神奈川線から東京線経由で浦安を目指した場合の600円+700円よりもオトクだったわけですが、首都高の距離別料金制採用によって状況が変わってしまったのです。

 

 

該当しそうな場合にはぜひ再考を!

 

 

首都高の距離別料金検索はコチラ http://fee.shutoko.jp/

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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