クルマも日々技術の進歩が進み10年前では考えられなかった装備が数多く発表され、近い将来本当に目的地をセットするだけで、自動で走行する装置も出てくるのでは?と思う今日この頃。
クルマ好きとして、注目の運転支援システムを取り上げてみました。
スバル Eyesight(アイサイト)Ver2
スバルが長年研究し、実用化に成功した、ステレオカメラを使った運転支援システム。
2つのカメラの映像を元にコンピューターが画像を解析、全車速追従クルースコントロールの他、自動ブレーキにより速度差30キロまでは車両を自動停止させる事の出来るプリクラッシュブレーキも搭載。
渋滞時の疲労低減の他、よそ見等のヒューマンエラーのリスクを低減させてくれる最新の運転支援システム。
アイサイトVer2の機能:AT誤発進制御、プリクラッシュブレーキ、プリクラッシュブレーキアシスト、全車速追従クルーズコントロール、先行車発信お知らせ機能、車間距離警報、車線逸脱警報、ふらつき警報。
これだけの機能が付いてベース車両+10万円はコストパフォーマンスもかなり高いです。
EyeSight選択可能車両:レガシィ・新型インプレッサ(11月発売予定)・エクシーガ(Ver1)
トヨタ・ホンダ・フォルクスワーゲン レーンキーピングアシストシステム
CCDやCMOSカメラで、車線を認識し、クルマが車線をはみ出したり、ふらつかないようにステアリングをコンピューターでアシスト制御する物。
ステアリングに手を添えているだけで、高速道路等では自動的に車線の中央を走行してくれるもの。
レーダークルーズコントロールと併用することにより、運転への疲労低減に役立つ。
レーダークルーズコントロール+プリクラッシュセーフティシステム等とのセットオプションが多く、それに伴い、価格も30万円前後と高額になる。
LKA選択可能車両:
トヨタ:クラウンマジェスタ・クラウン・アルファード・ヴェルファイア・エスティマ・SAI
レクサス:LS・GS・HS
ホンダ:レジェンド・オデッセイ
フォルクスワーゲン:パサート
トヨタ ドライバーモニターカメラ
ステアリングコラム上に設けたカメラが、ドライバーの目線を監視。わき見や居眠りと判断した場合、警報ブレーキが作動するシステム。
一定時間ドライバーの視線を感知できない場合、警報ブザーを作動させ、それでも反応が無い場合、警報ブレーキを作動させる安全装置。
ドライバーモニター選択可能車両:トヨタ クラウンマジェスタ・クラウン
レクサス LS・GS・HS
価格差はセットオプションの組み合わせによるものですが、レクサスGS460を例にとるとVerIとLの価格差が62万円と高額。
以上、いくつか先進の運転支援システムを紹介しましたが、価格が高い物や高級車のみに設定されている装備など、手の届かない装備もあります。
そんな中、10万円という低価格で最新の安全運転支援システムを装備したアイサイトを改めて評価したいと思います。
これからも沢山の車種に拡大装備され、ますますの低価格化を進めて欲しいと思いました。
これらのシステムはどれも、ドライバーの運転を支援する物で、道路状況、車両状態、天候などにより使用できない場合があります。
これらのシステムに頼っての運転は避けてください。
(井元 貴幸)
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