「白いクラウン」それとも「いつかはクラウン」? “あなたが選ぶ 歴代クラウンベストCM”キャンペーンやっています!

トヨタのクラウンブランドサイトで、CMキャンペーンをやっています。歴代クラウンのCM映像集発売を記念して、4モデルのCMから、お気に入りを選んで貰おうという試みです。

http://toyota.jp/T/crown/cmcp/index.html?adid=ag062.cmcp.g_kw001&padid=ag062.cmcp.g_kw001

 


①1967年3代目「白いクラウン」

ペリメーターフレームのボディ構造と、豪華さと安全性を訴求しています。白いクラウンという割には、CMで黒いクラウンを使っているのはご愛嬌。まだ映像は白黒テレビで、CM時間も1分間という大作でした。
当時幼心に「このクルマがある家は、お金持ちなんだ」と思ったものでした。

 


②1974年5代目「美しい日本のクラウン」

若かりし吉永小百合さんが、車内でのやすらぎの時を、日本情緒豊かに美しく表現しています。当時はオイルショックと環境汚染が社会問題になった頃だから、清楚で美しすぎる吉永小百合さんに、日本とクラウンのイメージを託したのでしょう。

 


③1983年7代目「いつかはクラウン」

CMでは石坂浩司さんが、石畳でも振動が伝わらないフルフローティングボディの性能を上品に訴求しています。まさに「いつかはクラウン」の名コピーが、人々にクラウンへの憧れを抱かせ、最高級セダンの地位を盤石にしたのでした。

 


④2003年12代目「ゼロクラウン」

ゼロクラウンは、エンジンを直6からV6へ、プラットフォームもレクサスと共通のモノコックボディへ変更して、快適性能から走りの性能に舵を切った意欲作でした。初めてクラウンが、若返りに成果をあげたモデルだといえるでしょう。まさに「いつかは;頂点」から「ゼロ;原点回帰」へ大転換したモデルでした

こうしてCMを見ると、歴代クラウンには、それぞれの時代背景が反映されていました。また確固たるイメージを確立しても、クルマも人と同様に歳をとっていくというジレンマを感じます。一方で、伝統を保持しながら生まれ変わる「スゴ技」も垣間見た気がしました。

ちなみにCMキャンペーンですが、個人的には吉永小百合さんに一票です。
(^_^)/□☆□\(^_^)

(拓波幸としひろ)