キャンピングカー生活はまさに断捨離【車中泊女子の全国縦断記】

山小屋
現在の実家、通称“山小屋”(春先の写真です)

年間約8ヶ月をキャンピングカーで暮らしているわたしですが、家に帰れば帰ったで、その便利さを有り難く味わっております。
わたしにとってのキャンピングカー生活・住宅生活それぞれの長所・短所を感じたまま書きますね。

 

まずはキャンピングカーですが、長所は何と言っても「移動が容易」ということ!
クルマの中には生活に最低限必要なものを一式積んでいるので、わたしは「走る万年床」と呼んでいます(笑)
わたしは結構ボーっとしてて忘れ物が多いのですが、これだと安心。
思い起こせば学生の頃も机の中に全部の教科書を置いておいて、鞄にはルーズリーフのノート(これ1冊で全教科カバー)と筆箱のみでした(笑)

また、クルマの中はスペースが限られているので、いわゆる「余計なもの」を買わなくて済みます。
今「断捨離(だんしゃり)」というのが流行っていますが、キャンピングカー生活をすれば要るものと要らないものが見えてきますよ☆
自分の周囲がスッキリ片付くと、気分も身軽になります♪

短所は実は枚挙に暇がないのですが、慣れてしまえばあまり苦になりません。
たとえば生活用水は130リットルの清水タンクにガソリンスタンドなどで給水させてもらい(飲み水はアウトドア用の小さなポリタンク)、LPGは各地の充填所に電話確認してから充填してもらって、電気はソーラーパネル(70w 3基+85w 1基)+サブバッテリー(105A 2個)で賄う、といった具合。
トイレもついてますが捨てる場所が少ないので、わたしは道の駅やコンビニなどなどで利用させてもらっています。

クルマなので、オイル交換などのメンテナンスも必要になります。
ウチのキャンピングカーのように燃費が悪いとガソリン代も悩みの種ですね。
(ちなみにレギュラーですがリッター4〜5kmです)

家のいいところは、給水する必要がないとか発電する必要がないとかもありますが、意外と「いつでも好きな時間に洗濯ができる」「いつでも好きな時間にお風呂に入れる」という事の方が嬉しかったりします。
特に、この暑い夏は汗をかいたら着替えたりシャワーを浴びたりしたいものです。

シャワーがついているキャンピングカーもありますが(うちもついてます)、清水タンクに貯めた水が生温くなっているので気持ち悪いのです。
ボイラーで熱いシャワーにする手もありますが、そうすると車内もモワ〜っとしてしまうし…。
まぁキャンピングカー生活の場合は暑かったら涼しい場所まで移動してしまうのが一番ですけどね。

田舎に住んでいたら都会に憧れ、都会で暮らした事があるから田舎の好さが判る、そんな感じでしょうか!?

(松本しう周己)

【リンク切れ、画像がすべて見られない方は】https://clicccar.com/2011/08/04/48761

この記事の著者

松本しう周己 近影

松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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