今年からスーパー耐久に新設されたST-Xクラスで今年唯一の参加マシンであるAUDI R8 LMSがとんでもなく速い。なにせ1分42秒858などという予選タイムをたたき出してるのですから、本当に速い。スーパーGT300クラスで富士のポールだったのハンコックポルシェよりも0.1秒速いんですよ、このタイム。
何でこんなに速いのかというと、吊るしのFIA GT3マシンなんです、これ。
FIA GT3の規定としてリストラクターで出力制限してあるとはいえ、500馬力以上のパワーが出ています。スーパーGT300クラスの出力制限よりもかなり大出力なのです。
V型10気筒の5.2リッターがストレートを駆け抜ける迫力はかなりのものです。ミッドシップレイアウトのおかげか、コーナーリングスピードもかなり高いような印象。
そんなバカっ速のAUDI R8 LMSは、当然のごとく今回のレースで総合優勝を勝ち取りました。
噂では来年以降メルセデスSLSやマクラーレンなど、FIA GT3マシンがスーパー耐久ST-Xクラスとして続々と登場しそうです。これはちょっと目が離せませんね。
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(北森涼介)