アメリカのケーブルテレビ局「SPEED」で、7月13日にクルマ番組「The Car Show」が始まりました。コメディアンでカーフリークのアダム・カローラが、究極の自動車愛番組を繰り広げるもので、クルマのみならず、ドライビングアドベンチャー、自動車文化などをユーモアを交えつつ取り上げていきます。
彼を支えるホストには、ピューリッツァ賞を受賞している自動車ジャーナリストのダン・ニール、「TheSmokingTire.com」の創設者であるマット・ファラ、NBAチャンピオンを獲得しているジョン・サリーが加わり、番組を盛り上げます。
第1回の番組タイトルは「Kill the Lemon」で、公開されているビデオを見たところでは、出演者4人がクルマに関するエピソードを語っているようです。4人で交わされる和やかな会話からは、4人のカーフリークぶりと自動車愛が伝わってきて、好感が持てます。
SPEEDではまた、同番組に関する映像もあれこれと公開していて、「The Car Show – Behind The Scenes」では番組紹介ビデオのメイキングを見ることができ、「The Car Show – Hot Dog Race Exclusive Clip」ではホットドッグレースのビデオクリップが楽しめます。また、出演者それぞれのクルマに関するエピソードも流されています。
イギリスBBCが制作するクルマ番組「Top Gear」は、日本でもBSフジで放送されるなどして、すっかりおなじみです。こちらは、おバカなことをやりつつも、出演者3人のちょっと上から目線な辛口コメントが、番組のテイストになっています。
それに対して、The Car Showは、番組紹介ビデオのメイキングや、第1回の番組内容から、カーフリークによる自動車愛に満ちたカジュアルな番組に発展していきそうな気配も漂ってきます。
日本から見れば、イギリスらしい貴族社会的なTop Gearに対し、アメリカらしいカジュアルな雰囲気のThe Car Showといった位置づけにもなりそうですが、この番組もTop Gear同様に日本でも放送してほしいものです。
(ジム加納)
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