GSR初音ミクZ4 大橋監督にインタビュー【痛車 スーパーGT 2011】

GSR大橋監督
GSR大橋監督

北森(以下K)「チーム史上最高位の5位での完走おめでとうございます」

大橋監督(以下O)「ありがとうございます」

K「序盤で早々にピットインなさいましたが、浅溝レインだったのですか?」

O「いや、インターミディエイトでした・・・」

K「インターミディエイトなのにフェラーリとか抜きまくっていましたよね」

O「あれは谷口選手の頑張りです」

K「その後レインに履き替えての追い上げで5位まで持ってきた、その順位には満足でしょうか?」

O「順位で満足かどうかと言われれば疑問が残りますが、貴重なデータがたくさん取れたのでその部分では満足しています」

K「貴重なデータとは?」

O「こんなヘビーウェットな状況というのはテストでデータを取れるものではないんです。テストの日にうまく雨が降ってくれることなんてほとんど無いですから。シリーズ序盤でこんなヘビーウェットなレースが出来ると言うことは、この先のレースにおいてどんな状況でも戦えるようなデータが手に入ったということで、経験値として非常に重要なんです」

K「では、取れたデータから見ると今年のマシンはいかがなんでしょうか」

O「かなりの手応えがありますね。勝ちに行くというテーマで組んだチームですから、その面から見ても手応えは充分です」

今回のGT300クラス5位という成績に甘んじることなく、もっと上を目指すという意気込みが感じられる言葉の強さが印象的な大橋監督。痛車という枠にとらわれず、レースとして上を見ているその姿に、今年は何かありそうな予感を感じました。

初音ミクZ4
初音ミクZ4

(北森涼介)

 

 

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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