RX-8は2003年のデビューということもあり、ネットで中古の相場を調べていても「安くなったなあ」と感じることがホントに多くなりました。そのため、チューニングベースとして受け入れやすい環境が整いつつあり、最近は走行会やサーキットイベントを取材していても見かける機会が増えてきたように思います。
こういった微妙なニーズの変化を素早く感じ取ったのがシーウエスト。2010年の夏に「初期型でスポーツ走行をしたい」という層をターゲットにしたエアロパーツをリリースしたところ、メーカーの目標以上のセールスを記録するヒット作となっているようです。
そのいっぽうで、マイナーチェンジによってシャープなスタイリングを手に入れた後期モデル用のリリースを期待する声も多く、そんなリクエストに応えるカタチで後期用エアロの開発にも着手。メイン開口部のほか、インテークダクト、オイルクーラー冷却用ダクト、ブレーキダクト、さらにはカナード形状を取り入れたボトムデザインなども採用し、ストイックに機能性を追求した本格派スポーツエアロに仕上がっています。
(正松本宏)