MRワゴンは全車タッチパネル・オーディオ採用で、iPadみたい!?

 

1月20日に発表されたMRワゴンですが、初代の未来的なモノフォルム、2代目のコケティッシュな形に対して、こちらは非常に四角い形となりました。特に実用性を重視する軽自動車の世界では、流麗さよりも“使えそうな形”が重要なのでしょう。ここが2代目と大きくかわったところだと思います。電車で移動できないほどたくさんのものをもって移動するときの便利さなどが、電車中心となる若者にメリットと感じでもらえるかどうかがひとつのカギとなりそうです。

また、このモデルでプラットフォームを一新したのですが、それによりスズキの軽自動車で一番ながいホイールベース=2425mmを獲得しました。

実はスズキはダイハツにホイールベースで水をあけられていて、ダイハツ・タントが2490mmというながーいホイールベースとしたときも、スズキのパレットもワゴンRも2400mmという共通のプラットフォームを利用していました。その後登場したダイハツ・ムーヴは2455mmとタントほどの長さにはしなかったのですが、モデルに併せてことなるサイズのものを出してきました。

ホイールベースは、高速や横風が吹いたときの安定性を高める反面、小回りが利きにくいというデメリットも持っています。ですから軽自動車にとっては一概に長いほうがいいとは限らないのですが、室内を広くしたり(あるいは広く見せたり)、個性的なデザインにすることができます。

ギリギリの寸法で作っている軽自動車ですから、ホイールベースを長くするにはエンジンルームの構造と補器の配置から考え直す必要がありますし、衝突安全のこともありますから、ちょっと長くするにもかなり大変なのです。それでいて、30kgの軽量化も同時に果たし、790kg(G, 2WD, CVTというクラス最軽量となりました。

 

そして新型MRワゴンで注目となるのが、全車種に採用されるタッチパネル・オーディオの採用です。まるでiPadのように大きなパネルを指で操作する感覚は、非常に現代的。友達に自慢するには絶好の装備です。場合によってはこれだけでクルマが売れてしまうかもしれません。それくらいターゲットとなるユーザー層に対しては、好感度の高いアイテムといえるのでしょう。

しかし、一番の魅力はエクステリアだと思います。かっちりとしながらウィンドウを小さくしたスタイルは、安定感のある造形と示しています。適度なパーソナルユースを表現しながら、“使える荷室”の印象も大切にし、若者が1~2人での使用を基準に普通に自然と選べる形を実現したように思えますね。価格は113.19万円(G, FWD)~151.095万円(T, 4WD)。

(MATSUNAGA, Hironobu)