【ノスタルジック2デイズ】40代のための刺さるクルマその④白いクラウンに「白いクラウン」と書いてある理由は?

「白いクラウン」ってわかりますか?

これって単にボディカラーと車種を表してるんではないんです。

いわゆる型式まで表現しているんです。

1967年に登場した3代目クラウンMS50系のクラウンのことを指してます。

それまでの乗用車って、ほぼほとんどが黒だったらしく、かつ、運転手付きというのがかなりの数だったそうで、そういうイメージをぬぐい去るため、トヨタとしては白いクラウンキャンペーンをやったことから、のちのちにもその型式を「白いクラウン」と呼ぶようになったらしいです。

なので、このようにクルマの解説に「白いクラウン」と書かれてもちっともおかしくないわけですね。

で、このクルマはさらにパーソナルユースを狙った2ドアハードトップモデル。とってもお金持ちな雰囲気プンプんです。

フェンダーミラーなんかも、フツウはメッキの薄いものが主流でしたが、キチンとカバーされてオシャレです。

ちょっと変わったクルマが欲しいな、というひとにはオススメですね。

(小林和久)

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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