北米の86、サイオンFR-Sには直6を積んだり、ターボをつけたり【SEMAショー2013】

ラスベガスで開催されていたSEMAショーにて、サイオンFR-S(日本名:トヨタ 86)のチューニング仕様がサイオンブースにて注目を集めていました。

一台はエンジンを2JZ(直列6気筒エンジン)にスワップしたドリフト仕様の「2014グレッディ×サイオンレーシングFR-S」、もう一台がプレイステーションのソフト『グランツーリスモ』でも知られる日本のチューナー、アミューズのターボキットを使ったといった「バレットプルーフ FR-S コンセプトワン」です。

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アメリカのドリフトシーンでは超有名ドライバーであるケン・グシ選手がドライブするというドリフトマシンのエンジンは、2JZ-GTEにグレッディターボチューンを施して750馬力までパワーアップされています。ドリフト用にタフな4速MTとしているのはチューニングカーというより、レーシングカーといった雰囲気になっています。

 

 

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バレットプルーフFR-Sコンセプトワンは、レクサスLFAの弟分的なイメージで、ドライバーオリエンテッドな軽量スーパーカーを目指しています。アミューズのターボキットによりエンジンパワーを引き上げているだけでなく、オリジナルランデュースのサスペンション、クスコの補強パーツ、レイズのホイール、バリスのボディパーツなどJAPANリスペクトの内容となっています。

 

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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