新名神高速道路「鈴鹿PA(パーキングエリア)」オープン! SUZUKA Circuitお膝元PAのトイレで聞けるあの音とは?

■鈴鹿PAのおトイレでは「SUZUKA」らしい音入れがされてた!

10連休のGW、クルマでお出かけになったかたも多い事でしょう。

今回の連休では、新東名や新名神自動車道の一部分が開通したりと、少しずつですが流れが良くなった部分も見られたようです。

高速道路が新しくできると、新しくできたSA(サービスエリア)、PA(パーキングエリア)もあるわけで、そんな中の一つ、新名神高速道路の「鈴鹿PA(パーキングエリア)」、通称「PIT SUZUKA(ピットスズカ)」に立ち寄ってきました。

PIT SUZUKAは、商業施設が一つにまとめられ、上り線からも下り線からも同じ施設を利用するような構造です。駐車場は上下それぞれで逆方向に出ることはできません。最近、流行りのタイプですね。

まずは、正面にレーシングカーが展示されているのが見えます。今回は、スーパーアグリF1チームがドライバー佐藤琢磨で参戦していたF1マシンが展示してありました。時々マシンは入れ替わることでしょう。

マシン横には、ドライバーの手形がその鈴鹿サーキットラップタイムとともに飾られています。トップはハミルトンでした。ぜひ、F1ドライバーとご自身の手の皺を合わせてみてください。きっと、しわーせになれます。間違っても節と節を合わせないでください、ふしあわせになるかもしれません。

そして、フードコートメニューには、タイヤホイールをイメージしたと思われるカレー「PIT鈴カレー」がありました。地元産の味噌やこんにゃくを使用しているそうです。

また、クシタニの有名ライダーが使用したスーツが展示してあるのはバイク乗り必見です。

さて、そんな鈴鹿SAですが、主な目的であるトイレへと向かいます。入り口付近ですでに「コース」を思わせる矢印に出会いました。

奥へ奥へと進んだブースには、スターティンググリッドに便器が鎮座してました。

腰掛けてポジションを取ると、キレイにスターティンググリッドに足が収まり、早く出たい気分にさせてくれます。

そして、公共トイレにありがちな、「音消し」システムが装備されています。通常は、水の流れるような音が流れ、婦女子などに辱めを与えないようにという日本人らしいおもてなしの精神あふれる装備です。

ですが、ここは鈴鹿、そうSUZUKA Circuitのお膝元らしく、その音は「ちょろちょろちょろ」ではなくレーシングマシンのエキゾーストノート「フォーーーーンフォーーンフォーン」が納められているのです。

これはアガります。力が入って頑張れる気がします。

皆さんもぜひ鈴鹿PAにお立ち寄りの際は、このブースを探してみてくださいね。どうやらこのようになっているのは、数に限りがあるようですから。

 

この記事の著者

編集長 小林和久 近影

編集長 小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務める。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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