【ノートニスモ+NISMOパーツ装着車】さらなるチューニングをほどこしたVCMと開発中の機械式LSDの効果は大きいです

ノート eパワー ニスモに、さらにニスモパーツを追加装着した車両に試乗しました。

ノートeパワーに大胆な造形のエアロパーツを装着し、専用の足回りを装着。VCM(モーター出力制御コンピューター)を専用チューンものにするなどしたのがノートeパワー ニスモです。

今回のテスト車両ではこれに加えてカーボンピラーガーニッシュやカーボンドアミラーカバー、ニスモ刻印入りフューエルフィラーキャップカバーなどを追加装着しています。

また、より刺激的な走りを楽しむことができるようにするためVCMに『ニスモスポーツリセッティング』(コンピューターチューニング)が施されています。さらに今回、開発中の機械式LSDも装着されていました。

テストしたのはクローズドコースの群馬サイクルスポーツセンター。ここは一般道の峠のようなテクニカルなレイアウトが特徴です。

もともとアクセルへのモーター応答レスポンスが良かったノートeパワーニスモですが、さらなるチューンが施されたことにより、加減速のレスポンスは一段と鋭くなっています。

eパワー独自の「ワンペダルドライブ(アクセルを戻した際に強めの減速Gをかけるシステム。これにより右足ひとつで加減速が楽しめる)」モードもよりメリハリがついた制御になっているため、コーナー手前でブレーキを踏まずとも十分な減速が得られる局面が多く、新鮮なスポーツドライビング体験となりました。

プロトタイプの機械式LSDの効果は抜群です。通常であればコーナーの出口でアクセルを踏むのを我慢するような局面でも、ペダルを踏むことでぐいぐいと加速してくれます。

LSDが入ったことでeパワー ニスモはより積極的にスポーツドライビングができる車両に進化していました。強力になったワンペダルの特性と合わせ、電動車両スポーツの新しい提案が入った車両でした。

(写真・動画・文/ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
続きを見る
閉じる