【新車】2018年夏にフルモデルチェンジ、アウディA1スポーツバックがフォトデビュー

アウディのエントリーモデルとして新しい世界観を作り上げてきた「A1スポーツバック」が、第二世代へと進化します。2018年夏に欧州でローンチ予定という次期A1スポーツバックがフォトデビューを飾りました。

新型A1スポーツバックのアピアランスで特徴的なのはエンジンフード先端に見える3つのスリット。これは1980年代にラリーシーンで活躍したアウディ・スポーツクワトロへのオマージュということです。ボディサイズは全長4029 mm、全幅1740 mm、全高1409 mm、ホイールベースは2563 mmと発表されました。ミラー・トゥ・ミラーも1940 mmと取り回しやすいサイズになっています。

デジタルコクピットを始めとするインテリアは、アウディらしいプレミアムとスポーティを融合したもの。ラゲッジスペースは後席使用時で335リットル、後席をたためば1090リットルという余裕の容積を生み出します。荷室の奥行きは760 mm(後席使用時)、幅は1000 mmとこのクラスとしては十分なスペースとなっています。

先進安全装備はレーダーを中心としたもので、サイクリストも検知するプリクラッシュブレーキ、0-200 km/h の範囲で設定できるアダプティブクルーズコントロールも備わります。

エンジンは70馬力から200馬力までのガソリン直噴ターボエンジンをラインナップ、パティキュレートフィルターが標準装備されるというのも、次世代モデルらしい点といえます。サスペンション形式はフロントがマクファーソン・ストラット、リヤはトーションビーム。オプションとしてスポーツサスペンションも選択できるということです。

正式発表は2018年夏で、発売開始は秋の予定。ドイツでの価格は2万ユーロ以下になるといいますから、プレミアムコンパクトを探しているユーザーにとっては、ウィッシュリストに書き込みたい一台となりそうです。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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