【東京モーターショー15】トヨタの「S-FR」コンセプトは平成の「ヨタハチ」か?

1965年当時、トヨタの傑作モデル「パブリカ」の部品を使って「若者が手軽に楽しめるスポーツカーを」とのコンセプトで開発されたのが「ヨタハチ」こと、「トヨタ・スポーツ800」でした。

今回トヨタが東京モーターショー15に出展するエントリースポーツ「S-FR」にもそうしたコンセプトが息づいているようです。

TOYOTA_S-FR

と言うのも、トヨタが2012年に発売した「トヨタ86」は「若者向けのFRスポーツ」がコンセプトだったものの、結果的には250万円クラスの高額車となり、顧客層も40歳代が中心となっていることから、必ずしも当初の狙いどおりとは言い難いようです。

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Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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