「GT6」の本物感はここまできた【動画】

進化したGT6 PS3版が12月5日発売 !」や「月面探査車はポルシェの設計だった」でもお伝えしたとおり、プレイステーション3用「グランツーリスモ 6」は従来以上に他の同種ゲームの追従を許さない「本物感」を追求した仕上がりとなっています。

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今回は進化を遂げた数々のアイテムの中でも「グランツーリスモシリーズ」の真骨頂であるシミュレーション技術の進化ぶりについて、新設コース「グッドウッド ヒルクライム」を使ったインプレッションを交えてお届けしてみたいと思います。

英国のマーチ伯爵邸の敷地で毎年7月に開催される「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」の舞台となるコースで、ここを走れるのは同伯爵から招待を受けたセレブのみとか。

全長約1.7kmのヒルクライムステージで数々の一流ドライバーが名車を駆ってタイムトライアルを繰り広げます。

このコースは非常に道幅が狭いのが特徴ですが、フェスティバルではF1やラリーカーも参加、その豪快な走りを見せつけるように走り抜けます。

早速このコースで自身も往年のスポーツカー、1968年型「ロータス ヨーロッパ S.2」や1971年型「フェラーリ ディーノ246GT」でタイムアタックしてみました。

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スタートダッシュでグッとテールが沈んでノーズアップするせいか、コックピットモードでのリアルさも格別。やはり前作までの2次元的なクルマの動きと異なり、ゲームへの没入感が違って来ます。

足回りをソフトなセッティングに振り過ぎると映像だけにも拘わらずクルマ酔いしてしまいそう。ブレーキング時のノーズダイブもリアル。

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サスペンションについても実車のスプリングやダンパーの膨大なデータを元にシミュレーション精度が高められたことで、コーナーリング時のロール発生が実車さながらの自然なイメージとなっています。

車体ディテ-ルについても従来にも増してきめ細かな作り込みがなされています。

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全てに渡ってリアルさを追求しただけのことは有る新作「グランツーリスモ 6」 。

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初回限定版に付属しているスペシャルブックレット「Beyond the Apex」には実車とゲームプレイの両方で役立つチューニングのノウハウが全255ページものボリュームで纏め上げられており、これだけでも書籍として値打ちが有りそう。

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次回は引き続き、新コースでのインプレッションをお届けしたいと思います。

■PS3 GRAN TURISMO 6 Webサイト
http://www.gran-turismo.com/jp/products/gt6/

〔関連記事〕
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Avanti Yasunori

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この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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