「ギターの神様」、E.クラプトンがワンオフしたフェラーリ登場 !

最近フェラーリ好きの間で話題になっているのが、「ギターの神様」と崇められるエリック・クラプトンがオーダーしたワンオフのフェラーリ。
そのスクープ動画と写真がアップされています。

[youtube width=”560″ height=”335″]http://www.youtube.com/watch?v=5ue30EB6io0

ベースとなったのはV8 4.5L 570psエンジンをミッドに積むフェラーリ458イタリア。1970年代後半~1980年代前半にかけて生産され未だにマニアに人気が高いフェラーリ512BBのデザインを融合させているところがポイントです。

ボディ下半分は512BB同様にブラックアウトされており、後ろ上がりのパーティングラインと相まって躍動感溢れるデザインに。フロントウインドシールド廻りやルーフ辺りに458の面影が若干残っているものの、その他は丸ごとリ・デザインされています。

そう言えばヘッドランプはエンツォの物にそっくり。正にイイとこどりの一台。Cピラー部に設けられたダクト状のオリジナル意匠がこのクルマの美しさをいっそう引立てています。

フェラーリのスペシャル・プログラムによるオーダー車はハンパ無い高額ぶりで知られ、富豪クラスでないと手が届かない存在。
恐らくこのクルマも億単位でしょう。2年の歳月をかけて完成した世界に一台きりのフェラーリ「SP12 EPC」に思わず溜息が出てしまいます。

エリック・クラプトンがアイデアを出して改良されたFender社のストラトキャスターや、そのギターの塗装色が本人お気に入りのメルセデス・ベンツ E320のブルーMを再現したものである事は有名な話ですが、このクルマにも氏のアイデアがちりばめられているものと思われます。

【写真】http://www.flickr.com/photos/lukeagilbertson/ (flickr) 

Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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