ユーザーが道の駅でもっとも利用するのは○○○?【車中泊女子の全国縦断記】

道の駅『にしかわ』(山形)で購入した地ビールとツマミ
道の駅『にしかわ』(山形)で購入した地ビールとツマミ。たいへん美味しゅういただきました。

先日、一般社団法人 日本RV協会がHPを通じて、『キャンピングカーユーザーが「高速道路のSA・PA」や「道の駅」を利用したとき、併設されている施設のなかで利用率の高いもの』をたずねるアンケート調査を実施しました。
368の回答が寄せられた結果、最も利用されている施設は…「トイレ」(55.7%)であることが判明しました!
う〜む、当たり前と言われれば当たり前な回答!
そもそも道の駅は、ドライバーが休憩するために作られた施設。24時間利用可能な駐車場とトイレが無ければ【道の駅】として認可されないので、この結果は道の駅冥利に尽きる、というところでしょう(?)

続いて「温泉」(16.3%)、「特産品販売所・お土産コーナー」(15.2%)、「レストラン・食堂・スナック」(7.9%)、「SA・PAのコンビニエンスストア」(3.0%)、「体験工房」(0.8%)、「SA・PAのレストイン」(0.5%)、「キャンプ場」(0.5%)という結果になりました。
※道の駅の中には設備をSA・PAと共用していたり、キャンプ場を併設しているところもあります。

また、それらの施設で「食事・食材購入・お土産などを購入する金額」を尋ねたところ、324回答中いちばん多い金額は「2,001円~4,000円」(39.5%)。
以下、「1円~2,000円」(27.2%)、「4,001円~6,000円」(15.7%)、「10,000円以上」(7.4%)、「6,001円~8,000円」(4.3%)、「8,001円~9,999円」(2.2%)、「使わない」(3.7%)という結果が得られたそうです。

こうしてみると、約4割のキャンピングカーユーザーが2,000円から4,000円のお買い物をし、さらに約3割の人が4,000円以上も使っていることになります。
日常的に道の駅を利用しているわたしでも、ご当地モノを見つけるとつい購入してしまうので、レジャー気分が高揚している旅行中の方であれば財布のヒモも緩むというものでしょうね。特に地場産の農作物は農家直送で新鮮・安価、どの道の駅でも大人気です。

“キャンピングカーユーザー”に特化した「高速道路のPA・SA」「道の駅」などの休憩施設の利用実態調査はこれまであまり行われたことがなく、今回の調査はそういった意味でも非常に貴重なデータになるでしょうね。
車中泊の代名詞的なキャンピングカーですが、キャンプ場の利用が0.5%というのも興味深いです。

わたし自身も他のキャンピングカーユーザーの実態をよく知っているという訳ではないので、もっと突っ込んだランキングも見てみたいですね。また、逆に道の駅側から見たキャンピングカーへの印象や期待なども聞いてみたいな。

余談ですが3月17日(土)〜18日(日)の2日間、関西地方では春最大、100台以上のキャンピングカーが結集する「大阪キャンピングカーショー2012 春」が開催されます。興味のある方は是非、足を運んでみてください。

■大阪キャンピングカーショー2012
【開催日時】2012年3月17日(土)~18日(日) 10:00~17:00
【会場】京セラドーム
【入場料】一般 (高校生以上): 500円 / 小人(小・中学生): 300円
【出展&イベント内容】キャンピングカーの展示・販売、企業情報コーナー、各種物販、アウトドア用品の展示・ 販売、チビッコプレイコーナー 他

※一般社団法人 日本RV協会は、人と車と自然が一体となった豊かで潤いのある「くるま旅」を提唱し、キャンピングカーライフを日本に根付いた文化として育成・発展させるために、さまざまな活動を行っています。
公式サイト:http://www.jrva.com/

(松本しう周己)

【画像がすべて見られない方は】https://clicccar.com/?p=122968

この記事の著者

松本しう周己 近影

松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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