淡路島めぐり・2日目【車中泊女子の全国縦断記】

伊弉諾(いざなぎ)神宮
伊弉諾(いざなぎ)神宮

さて2日目は、道の駅『あわじ』から県道31で淡路島を半時計回りに、淡路国一宮『伊弉諾(いざなぎ)神宮』へ。
ご祭神は、国産み・神産み伝説の伊邪那岐命(いざなぎのみこと)・伊邪那美命(いざなみのみこと)。
そのせいか?住所が<兵庫県淡路市“多賀”>なのが興味深い。

お伊勢参らばお多賀へ参れ お伊勢お多賀の子でござる」「お伊勢七度熊野へ三度 お多賀さまへは月参り」の俗謡でも知られる『多賀大社』と『伊勢神宮』をお参りしたのは先月のこと。
多賀大社のご祭神は伊邪那岐命・伊邪那美命で、伊勢神宮のご祭神である天照大神(アマテラス)=イザナギ&イザナミの子=お多賀の子、というわけです。

『古事記』に「伊邪那岐大神は淡海の多賀に坐すなり」とあるのが多賀大社のことだといわれているそうですが、Wikipediaの解説によると『古事記』では「近江」は「近淡海」と記されるのが常であり、ここに見る「淡海」は「淡道(淡路島)」の誤写ではないかと考えられるそうです。
なお、『日本書紀』では一貫して「淡道」と記され、「近江」を思わせる名は見当たらないとのことから、「伊邪那岐大神は淡海の多賀に坐すなり」の多賀は、多賀大社のある近江ではない!? どうなる多賀大社!(^ロ^;
ちなみに『古事記』以前の時代は、一帯を支配していた豪族・犬上君の祖神を祀っていたのではないかとの説があるそうです。住所も<滋賀県“犬上郡”多賀町>ですしね…。
神社をこうして歴史的に見るのも面白いです。

本殿を中心として、時計回りに根神社・竈神社・鹿島神社・住吉神社・岩楠神社を参拝しました。
岩楠神社は、樹齢800〜900年、県指定天然記念物の『夫婦の大楠』を祀っています。
ほか、力持ちを試すために使われたという『力石』もありました。

 

野島断層保存館
野島断層保存館

それから引き返すかたちで北淡でお洗濯。
スーパーとドラッグストアの駐車場の片隅にある感じで、お洗濯中はお買い物をして時間を潰せるので便利。

その後、更に戻るかたちで北淡町震災記念公園をお散歩。
公園と言っても、それほど広くないし公園っぽくなかったので『野島断層保存館』に入ってみようかなと思ったのですが、大人¥700だったのでやめました(爆)

併設のお土産屋さんで、淡路島産の琵琶ソフトクリーム(¥300)を発見してしまったので、ちょっと寒かったけど誘惑に負けて食べちゃいました。
シャリっとした舌触りが爽やかで、琵琶の風味もちゃんとありましたよ♪

 

海若(わたつみ)の宿
海若(わたつみ)の宿

更に更に戻るかたちで、『海若(わたつみ)の宿』にて日帰り入浴(¥500)。源泉掛け流し!
とっても綺麗な温泉宿(ホテル)で、シャンプー/リンス/ボディソープ/洗顔/アメニティ完備!
タオルは¥200で貸し出してくれるの、手ぶらでもOK♪
脱衣所や浴室は小さくて洗い場も4〜5箇所しかなかったけど、これで源泉掛け流しなんだから淡路では安い方です。

 

冬になり、塩素入りのお風呂がお肌にダメージを与えカサカサカユカユだったので、ゆ〜っくりじ〜っくり浸かりました。

 

道の駅『東浦ターミナル』
道の駅『東浦ターミナルパーク』

そこから道の駅『あわじ』まで戻って東浦まで行ってもよかったのですが、同じ道を走るのは味気ないので県道71号線へ。
しかしこれがちょっとした山越えだし、ところどころ道幅も狭かったので、燃費的には同じ道を戻った方が無難でした(^_^ゞ

 

停泊は道の駅『東浦ターミナルパーク』(写真は春に撮ったものです)。道の駅『あわじ』から10kmも離れていません。
バスターミナルに併設されているのですが、バスターミナルの駐車場が有料になっていました。
また、どこまでがバスターミナルの駐車場で、どこまでが道の駅の駐車場なのか分かりづらいです。

うっかり晩ご飯の買い物を忘れてしまって、既に道の駅も閉まっていたので約300mほど離れたローソンまで徒歩で行きました。寒かった…。

(松本しう周己)

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この記事の著者

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松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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