火気は?刃物は?洗い物は?車中泊における食事の注意点・トラブルを避けるために大切なこと

■楽しいはずの食事がトラブルを招くことも

車中泊をするにあたり、食事をどうするかは重要な問題です。

車中泊とセットの食事
大したことない食事でも、車中泊とセットだと美味しく感じます。

旅先の飲食店で現地の料理を楽しむという人もいれば、スーパーで買ったお弁当を食べる人、車内で料理をする人もいることでしょう。

飲食店で食事を済ませるのであれば何の問題もないのですが、車内で食事をする場合においては、トラブルを起こさないために注意しなければならないことがあります。

楽しいはずの車中泊が苦い思い出にならないよう、道の駅・SA・オートキャンプ場など、場所を問わず、車中泊での食事において注意してほしいことをご紹介します。

■料理をする場合は火気の取り扱いに細心の注意を払う

ガスバーナーとカセットコンロ
左がアウトドアで使用するガスバーナー。右が家庭で使用するカセットコンロ。

車内で火気を使用するというのは、常に車両火災などのリスクがつきまとう行為です。安全を考慮すると、やはり車内では火を使わないのが一番。しかし、キャンピングカーにはガスコンロが標準でついていますし、禁止されている場所でもなければ車内で火気を使用してはいけないという決まりもありません。

どうしても車内で火を使った料理がしたいという方は、以下のポイントに注意しながら自己責任のもとでおこないましょう。

・転倒する可能性がある火気を使用しない
・火気の近くに燃えやすいものを置かない
・かならず窓を開けて換気をする
・火気の使用中は目を離さない

アウトドア用のガスバーナーは重心が高くて転倒しやすいものも多くあります。車内で使用するのであれば、家庭用のカセットコンロが良いでしょう。

火災のほかに気をつけなければならないのが一酸化炭素中毒です。一酸化炭素中毒は重篤な症状に陥るまで自覚症状が出にくい、非常に危険なもの。閉め切った空間のなかで火気を使用するのはもちろん厳禁です。たとえ寒くてもしっかり換気をしましょう。

■洗い物をできるだけ出さない

使用ずみプレート
使用済みのプレート。これくらいならウェットシートでふくだけで十分。

炊事場で食器を洗うことができるキャンプ場なら問題ありませんが、それ以外の場所では食器を洗うことはできません。道の駅のトイレなどで洗い物をする人もいますが、止めるべきでしょう。

施設の方に迷惑をかけることになりかねないうえに、ほかの利用者とのトラブルを引き起こす可能性もあります。そして洗い物を出さないというのは、人に迷惑をかけないためだけでなく、洗う手間を省くためでもあります。

以下でご紹介する、洗い物を出さないための工夫の一例を参考にしてください。

・使い捨ての紙皿を使用する
・食器にラップを貼って使用する
・食器を拭くためのウェットシートを用意しておく

このなかで一番手軽なのは、使い捨ての紙皿を使用する方法。もっともゴミが少なくて済むのは、食器にラップを貼る方法です。

いずれの方法も多少ゴミが出てしまいますが、食器を洗う必要はなくなります。もっとも、そのゴミも持ち帰るのが基本です。

■料理をする場合は特に注意が必要!

包丁
基本的に、車内に刃物を置いてはいけません。

いくつかの注意点をピックアップしましたが、やはり一番気をつけなければならないのが料理をする場合です。

火気の取り扱いについてはすでにお伝えした通りですが、もう一つ料理に関して注意しなければならないことがあります。

それは刃物に関してのことです。

たとえ料理に使用するためであっても、刃物を車に積んでいると、銃刀法違反の疑いをかけられる可能性があります。正当な理由があれば刃物を所持してもいいことにはなっていますが、その場で警察がどう判断するかわかりません。

キャンプ場以外の場所で車中泊をするのであれば、刃物を車に積んで出かけることはやめましょう。

包丁を使用しない料理もネット上でたくさん紹介されているので、それらを参考にすることをおすすめします。

ちょっとしたことが思わぬ事故や事件を引き起こす可能性があるということを忘れずに、楽しい車中泊ライフを送りましょう。

(斎藤純平)

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