『次世代自動車産業展2011』ではEVに実際に試乗することができます。
フキ・プランニングの「BOOMCRANG」は、まだ試作段階のEV。ミニバンをう~んと小型化したような外観もかわいらしい1人乗りのシンプルなクルマです。このかわいらしいクルマに試乗できるのは、このイベントが初めてになるそうです。
インパネ周りはご覧のようなシンプルな構造で、まだバックミラーもドアミラーもありません。場内の駐車場を20km/h以下のスピードでグルグルと2周しただけですが、EVらしさとコンパクトさは味わうことができました。外観やバッテリー容量などまだまだ変わる可能性もあるそうですが、年内に100万円以内で発売したいそうです。
早稲田大学の電動バス「WEB-3」は、日野自動車の低床マイクロバス「ポンチョロング」をベースにした先進電動マイクロバス。このバスの乗客となり、会場周辺の公道まで約15分間に渡って試乗することができました。
EVのマイクロバスらしく、騒音は8dBも少なく静かに感じられますし、バス特有のエンジンの振動も伝わることがありません。運転席の後ろにあるディスプレイに、アクセル開度、モーター回転数、インバーター電圧、バッテリー総電圧などが表示され、常に変動するのも興味深かったです。
1回の充電で45分ぐらい走れるそうですが、エアコンを入れるとその半分ぐらいになってしまうようです。また、最高速度は80km/hは出るとのことで、市街地を走る路線バスとしては申し分ありません。現在、実用実験もしているそうで、価格は7000万円程度とのことです。
【リンク切れ、画像がすべて見られない方は】https://clicccar.com/2011/06/16/34453
(ジム加納)