こんな時だからこそ2011年第42回東京モーターショーに期待がかかります

震災の影響で日本の自動車業界も大きな打撃を受けた訳ですが、一方では米国の自動車産業がすっかり息を吹き返したり、アジアでは上海モーターショーが先回にも増して会場規模を拡大して華々しく開催され、世界各国から大勢の人が来場するなど、日本の現状とは非常に対照的な情勢となっています。 

<今回のモーターショーの注目車たち>

日本の自動車業界としてはそろそろこのあたりで、「運気の転換」が必要なのかもしれませんね。華やかなイメージが漂うモーターショーなどは効果的なイベントの一つでしょう。

そう言えば今年は第42回東京モーターショー開催の年。 主催者である 日本自動車工業会は先回の結果を踏まえて、今回は結構早くから動き出しているようですし、ロケーションもアクセスを考えて千葉の幕張から都心に近いお台場・東京ビッグサイトに変更するなど、準備が進んでいる模様。 先回出展を見送った VW,Audi,Mercedes-Benz,BMW等の欧州勢についても出展復帰が決定しているようです。

<東京モーターショー2009の様子>

モーターショーの方は特に震災の影響を受けることも無く、先回を大幅に上回るスケール(出展者数で36%増!展示面積では 60%増!)で計画されているようなので、これは大いに期待できそうです。今年の東京モーターショー開催期間は12月2日(金)~12月11日(日)の10日間です。

 12月のショーに向けて、今から皆で盛り上げるような企画が有ってもいいかもしれませんね。何れにしても日本経済を背負って立つ自動車業界が元気になる事が日本を早く元気にする近道ですから。

 (Avanti Yasunori)

 

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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