D1グランプリの人気者・のむけんこと野村謙選手のマシンのスポンサーのひとつでおなじみなのが、
「なめんなよ」
そう、1980年代前半、なめ猫で一大ブームになった、アレです。
D1会場では、BLITZとコラボのアパレル&ステッカーのリリース、RQ「BLITZなめんなよシスターズ」(佐伯みゆチャン・結城れいさチャン)を率いながら、シリーズを盛り上げていました。
エキサイティングカー・ショーダウン会場でお披露目されていたのむけん選手の2011シーズンニューカラーのマシンを見ても「なめんなよ」ステッカーは堂々貼られていました。引き続きスポンサードすることが決まっているようです。
新見理恵選手号のボディには、女性ドライバーらしく、猫の足跡がかわいくデコレートされてました。
これがなめ猫のプロデューサー・津田覚(つだ・さとる)さんの名前です。
「なめんなよ」アイテムは、昭和40年代前半生まれの輩にとっては、懐かしさでいっぱいですよね。
免許証、文房具……かならずひとつは持っていたはずです。
1,200万枚を売り上げたという、なめ猫免許証。当時の大人が検問で出して大目玉くらってました。当時の定価は100円。復刻盤も発売中。
缶ペンケースも懐かすぃ~。なめんなよの英訳(?)「Don’t Pelorian!」が。
なめ猫がどれほどヒットしたかは、いろんな説がありますが、津田さんに直接聞いた話をこっそり教えちゃいましょう。
1980年に誕生して、翌年いきなり大ブーム。当時の経済効果では、1,000億円ともいわれたようです。いまの価値に直すといったい何倍??
実際、免許証の売上げは1.200万枚、ポスターは600万枚、カレンダーは75万枚……。30年経った現在でも、16部門で記録を持っており、破られていないんだとか。
その頃、津田さんは24歳。いくら儲けたかは教えてもらえませんでしたが、納税額だけは聞き出すことができました。その額は……。
20億円!(80年代の法人税率は所得の約40%、とだけお伝えしておきましょう・笑)
そんな津田さんの強運パワーにあやかって、のむけん選手・新見選手ともに今シーズンも健闘を祈ります!
さらにこの「なめんなよ」、世に出て30年を経たいま、ここにきて再燃の兆しもあるようです。津田さんのもとには、商品化の話がひっきりなしに持ち込まれているんだとか。
ピンクレディーや、横浜銀蝿など当時を盛り上がげたアーティストが、30年を超えてなお現役を続けている姿は、見ているだけで元気をもらえますね。
D1グランプリは、お台場戦も仕切り直され、4月23日・24日のオートポリスを皮切りにスタート。
白熱のドリフトバトルだけでなく、あんなコンビやこんなコンビによるトークライブ、ご当地グルメミュージアムのほか、オートポリス戦ならではの特徴として、とっても素敵な思い出を残せる宿泊プランも用意されているようです。
民宿としてリフォームされた農家に泊まることができ、一泊二食と2日間のチケットがセットでなんと9,000円!
昼も夜も“非日常”体験してみるのも、忘れられない思い出になるハズ。
(畑澤清志)