車載向けアプリストア「ACCESS Twine for Car App Store(Twine4Car App Store)」の提供を開始

■自動車メーカーが自社ブランドを冠したエンタメやインフォテイメントのサービスが可能に

カーオーディオとスマートフォンの連携は、主に「Apple CarPlay」「Android Auto」が担っています。このどちらかを使っている方も多いのではないでしょうか。

「ACCESS Twine for Car App Store」
「ACCESS Twine for Car App Store(Twine4Car App Store)」のイメージ画面

ドイツに拠点を構えるACCESS Europeと関連会社のNetRangeは、車載向けアプリストア「ACCESS Twine for Car App Store (以下、Twine4Car App Store)」を開発し、提供を開始したと発表しました。

「Twine4Car App Store」は、車載インフォテインメントシステム「ACCESS Twine for Car(以下、Twine4Car)の一部として提供され、現在、主要な自動車メーカー(OEM)やプロバイダと共に全世界で試験運用されているそうです。

「Twine4Car App Store」は、多彩なIVIアプリ(IVI/In-Vehicle Infotainment)を揃えています。具体的には、動画配信アプリやライブテレビアプリ、音声配信、ニュース、キッズ向けコンテンツ、地域情報や小売業者からのオファーを入手するためのロケーション認識サービス、天気予報、駐車場や燃料などの支払いサービス、ファストフードやコーヒー購入などの便利なアプリ、車載ゲームなどとなっています。

ACCESS
ACCESS は、1984年に設立された独立系ソフトウェア企業

「Twine4Car」により、自動車メーカーはヘッドユニットやリヤシートエンターテインメントユニットで、自社ブランドを冠したエンターテインメントやインフォテインメントのサービスが提供できるそう。

「Twine4Car」は、自動車業界とコンテンツ業界間の垣根を埋め、我々ユーザーは、安全かつ快適にコンテンツが楽しめるとしています。クラウドベースとなっているため、自動車メーカーはサービスを段階的に導入し、自動運転など様々な業界の動きに合わせて、標準技術を活用して統合にかかる手間を最小化しつつ、新サービスを随時追加していくことが可能とアピールしています。

近年、車載インフォテイメントでも車載OSの覇権争いが繰り広げられています。そんな中、ACCESS Europe 最高経営責任者のDr. Neale Fosterは、「アプリストアは今日の自動車業界にとって素晴らしい解決策になると考え、この度、IVIをさらに進化させるために『ACCESS Twine for Car』向けにアプリストアを開発しました」と述べています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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