■クオリティアップが図られる内・外装
ドイツのフォルクスワーゲンは、マイナーチェンジ版のアルテオン/アルテオン・シューティングブレークに、年内にもゼロローカルエミッションを実現するeハイブリッドモデル(プラグインハイブリッド)を設定すると明らかにしています。
本国でのグレード展開は「アルテオン」「エレガンス」「Rライン」で、受注開始時には110kW(150PS)のターボディーゼルエンジン(TDI)と7速DSG(デュアルクラッチトランスミッション)の組み合わせ。
TDIエンジンは、新開発のツインドージング技術により画期的な低NOx排出量と高効率を実現したとしています。エクステリアでは、LEDヘッドライト、LEDデイタイムランニングライト、LEDテールライトクラスター、17インチアルミホイールを標準装備。
●レーシーな「R」モデルも登場へ
インテリアは、先代よりも高級感が増しているそう。
インパネが刷新され、デジタルコックピットプロ(デジタル計器)、8.0インチのナビゲーションシステム付インフォテイメントシステム(ディスカバーメディア)、電子制御エアコンシステムのタッチスライダー、本革製マルチファンクションステアリングホイールなどが採用しています。
さらに、前席にランバーサポート付スポーツコンフォートシート(運転席パワーシート)、クルーズコントロールシステム(スピードリミッター付)、センターロックシステム「Keyless Go」が標準装備されています。
「エレガンス」は洗練されたデザイン・装備が特徴で、「R-Line」はダイナミックなムードが目を惹きます。
エクステリアでは、両モデルともに専用の18インチアルミホイール、ライトアシスト(自動メインビーム制御)を含むLEDヘッドライト、LEDテールランプクラスターのダイナミック・ターンシグナル、クロームメッキが施されたフロントエプロンなどを装備。
インテリアでは、アルカンターラ/レザー、純正ウッド(エレガンス)、メタル調(R-Line)のシートカバー、アルミ調のペダルキャップ、マルチファンクションステアリングのタッチスイッチなど、標準装備が充実されています。
また、両装備ラインには、ドライビングプロファイル選択、前席シートヒーター、パークアシスト(前後)などを装備。
フォルクスワーゲンは、今後数か月の間に、より多くのエンジン、ギアボックス、モデルバリエーションを順次市場に投入していく予定としています。
アルテオンで初めて、ゼロローカルエミッションを実現するプラグインハイブリッドも含まれます。さらに、新しい最上級モデルのRモデルも両ボディバリエーションで設定されます。
なお、ドイツでは先行予約が開始されていて、アルテオンはエントリー価格は43,524.37ユーロ(約530万400円)、アルテオン・シューティングブレークは44,387.06ユーロ(約540万7500円)から設定されています。
正式な発売は本国で11月初旬に行われる予定。先述したように、年末に向けて、両モデルにはプラグインハイブリッドとパフォーマンスTSIエンジンを搭載したRモデルも用意される見込みです。
(塚田勝弘)