■8年ぶりとなる新型、価格はカングーの半額!?
ルーマニアを拠点とするダチアのLCV(小型商用車)「DOKKER(ドッカー)」の次世代型プロトタイプが、ワインディング・ロードを走る様子を捉えました。
ダチアは、ルノーが新興国向け低価格車ブランドとして1966年に設立したメーカーで、1980年代中盤には一旦ルノーから独立し自社モデルを開発、「ダチア500」を発売。ドッカーは2012年に初代が発売、日産の「Bプラットフォーム」派生アーキテクチャ「B0」を採用しており、次期型でも引き継がれます。
地味なモデルではありますが、商用車「ドッカー・エクスプレス」やクロスオーバー「ステップウェイ」などの派生モデルも豊富に揃っています。
8年ぶりとなる次期型では、全体的シルエットは新型「カングー」に似ているものの、フロントエンドは独自デザインが採用される予定です。カングー次期型プロトタイプになかった排気口が装着されており、内燃機関エンジンであるということ、カングーでは5穴だったホイールナットがドッカーは4穴であることなども確認できます。
またルノー・カングーは200万円を超えますが、ダチア版は100万円以下とかなり安い設定も特徴です。カメラマンによると、ワインディング・ロードを力強く登る姿も確認できたとのことで、コスパかなり良いと言えそうです。
パワートレインは、1.6リットル直列4気筒のガソリン、LPGがキャリオーバーされる見込みで、2020年内の登場が予想されます。
(APOLLO)