■ヒュンダイ・ツーソン次世代型とプラットフォームを共有する新型SUV
韓国・ジェネシスが開発を進める新型クロスオーバーSUV「GV70」の市販型プロトタイプがニュルブルクリンクで高速テストを開始。その様子を捉えました。
ジェネシスは、ヒュンダイから独立した高級志向のブランドです。レクサスを筆頭に欧州高級ブランドをライバルとし、現在3つのクロスオーバーSUVを開発しているとみられます。
頂点には、起亜「テルライド」、ヒュンダイ「パリセード」とプラットフォームを共有するフルサイズ旗艦SUV「GV90」をラインアップ、主に左ハンドル市場をターゲットにします。
その下に位置する「GV80」は、2020年々半ばまでに登場が予想されています。そして今回捉えたコンパクトSUV「GV70」は、ヒュンダイ「ツーソン」次世代型とプラットフォームを共有、右ハンドルおよび左ハンドル市場に狙いを定めています。
捉えたプロトタイプは偽装が重いですが、スプリットタイプのヘッドライト、メッシュグリル、丸みを持ったコーナーエアインテーク、縦型ツインエキゾーストシステムなど、かなりスポーティなエクステリアが感じられます。
カメラマによると、果敢にコーナーを攻め、直線では圧倒的な高速性能が見てとれたようです。
パワートレインは、最高出力252hp・最大トルク353Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボエンジンおよび最高出力365hp・最大トルク510Nmを発揮する3.3リットルV型6気筒エンジンがG70から流用される見込みです。
駆動方式がセダン同様に後輪駆動と全輪駆動をセレクトできるのか、AWD専用になるのかも注目されます。
発売されれば、レクサス「NX」、メルセデス・ベンツ「GLC」、BMW「X3」など強豪ひしめく欧州Dセグメントで戦うことになります。
(APOLLO)