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■中古車は装着されている運転支援システムが条件をクリアしているかがポイント
65歳以上の高齢者が一定の条件をクリアしたクルマを購入する際に、補助金を受けることができるのが、3月9日から申請受付が始まった「サポカー補助金」です。
このサポカー補助金は新車だけでなく中古車でも適用され、対歩行者の衝突被害軽減ブレーキそしてペダル踏み間違い急発進抑制装置の2つの運転支援システムを搭載するクルマの場合4万円。また対歩行者の衝突被害軽減ブレーキのみの場合は2万円が補助されます。
ここでは2つの運転支援システムを搭載し、「サポカーSワイド」に該当する国産中古車の中からオススメの5台を紹介します。
●1台目:スズキ・ハスラー
まずは、初代スズキハスラーです。2014年〜2019年に販売された初代ハスラーは、当時軽自動車の王道だったハイトワゴンのワゴンRをベースに、SUVテイストを融合させたクロスオーバーモデルです。
広い室内空間と高い悪路走破性そしてキャッチーな外観デザインなどが支持され大ヒットしました。2015年12月に行われた一部改良で、上級グレードのX、Xターボにステレオカメラ方式の運転支援システム「デュアルカメラブレーキサポート」を搭載。この運転支援システムを搭載したモデルがサポカーSワイドに該当しています。
2018年11月以降はG、Gターボにも「デュアルカメラブレーキサポート」が搭載され、特別仕様車のJスタイルII・III、ワンダラー、タフリミテッドなど該当グレードが拡大しています。
現在、初代ハスラーの中古車は約2870台流通しており、そのうちサポカー補助金対象車の価格帯は約70万〜約179万円となっています。価格の安いハスラーの中古車は対象外となりますので、購入時には「デュアルカメラブレーキサポート」装着車かどうか確認してください。
●2台目:ダイハツ・ムーヴ
続いては、軽ハイトワゴンのダイハツ・ムーヴです。室内空間の広いハイトワゴンのムーヴは、ドライバーのアイポイントの高く設定され視界が広く運転しやすいのが特徴です。
6代目となる現行型ムーヴは2014年より販売開始され、丸5年が経過したロングセラーモデルです。スタンダードとカスタムという2タイプを設定するムーヴは、Dモノコックと呼ばれるボディ構造やDサスペンションと呼ばれる足回りを採用し、軽自動車でトップレベルの走行安定性を実現しています。
サポカー補助金の対象となるのは、大幅に内外装のデザインが変更された、2017年8月のマイナーチェンジ後のモデル。運転支援システムに、ステレオカメラ方式のスマートアシストIIIを搭載し、対歩行者緊急ブレーキ機能を備えたモデルです。
現行型ムーヴの中古車は約2670台流通していて、そのうちサポカー補助金の対象となるムーヴの中古車の価格帯は約60万〜約198万円となっています。購入する際にはSAIII(3)と書かれているグレードを選んでください。