新開発「シータ3」エンジン搭載! ヒュンダイSUV「ツーソン」改良モデルがテスト中

■最新アイデンティティ「カスケードグリル」装着のプロトタイプ

ヒュンダイのコンパクト・クロスオーバーSUV「ツーソン」の改良型が、ウィンターテストを開始しました。

ヒュンダイ ツーソン_003
ヒュンダイ ツーソン 改良新型 プロトタイプ

厳冬のスカンジナビアで捉えたプロトタイプは、偽装されているものの角度のついたBピラー、新グラフィックのLEDデイタイムランニングライトの一部、同ブランドの最新アイデンティティ「カスケードグリル」などが見てとれます。

キャビン内では、再設計されたダッシュボードパネル、新しいトリムが採用されるはずです。

ヒュンダイ ツーソン_009
ヒュンダイ ツーソン 改良新型 プロトタイプ

パワートレインは市場によって異なることが予想されています。

欧州では、1.6リットルGDI直列4気筒ユニット、1.6リットル直列4気筒T-GDIターボ、ディーゼル、ハイブリッドのほか、ソナタ新型に搭載されている2.0リットルGDiエンジンが予想されます。

米国市場では、新開発された2.5リットル直列4気筒「Theta3」(シータ3)エンジンの設定が噂されており、8速ATトランスミッションとの組み合わせが期待されているといいます。シータは起亜グループが製造する直列4気筒エンジンシリーズで、Cセグメント、及びDセグメントを中心に採用、ダイムラー・クライスラー「ワールドエンジン」のヒュンダイ・キアバージョンです。

ヒュンダイ ツーソン_006
ヒュンダイ ツーソン 改良新型 プロトタイプ

初代ツーソンが発売当時、日本市場において「ツーソン」は地名と見なされ登録できなかったため、開発コードから「ヒュンダイJM」として販売されていましたが、その後ヒュンダイが日本市場から撤退したため、第二世代以降の導入はされていないモデルです。

改良型のワールドプレミアは、2020年後半が有力視されています。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる