●座り心地が劇的変化!? ヘブンズ キャニオンシートは期待に違わぬ逸品!
今年の3月に車検を取り一段落していた5万円SRですが、実は密かに気になっていたことを検証したりしてました。
今回はSR以外のバイクにも言える、社外カスタムシートの話。特にストリートバイクに乗っている方なら一度は興味を持ったことがあるはず。
性能や使い心地など、乗りまくってみて検証しました!
5万円SRをいざ乗り始め、最初に思ったのはケツがめちゃくちゃ痛い問題。
買ったときから付いていた社外メーカー不明のローダウンシートを付けていたんですが、経年劣化もあったせいか鉄板の上に座って運転しているのとほぼ同じ!
ただでさえ振動がやばいバイクなのに、その振動をケツでもダイレクトに感じてしまう劣悪性能なシートでした。
スタイルは確かに良いんですが、個人的に普段乗るバイクはそれだけじゃダメ。スタイルも意識した上で座り心地とか運転のしやすさとかも考慮しないとバイクに乗りたくなくなります(あくまで個人的意見ですが)。
ということで思い切ってちょっといい社外のシートを試してみることに。SRのようなストリートバイクはこういうカスタムパーツの選択肢がめちゃくちゃ広いのも魅力です。
SRはもちろん、250のストリートバイクやハーレーなどのカスタムシートを手掛けるヘブンズ。今回はそんなヘブンズから発売されているSR用キャニオンシートをチョイスしました。
バーチカルロールのブラックでお値段¥17,500 (税抜)という、そこそこ手頃な値段。ヘブンズの中だけでも他にいろんな種類があるので結構悩みました…。
これまでの破れかけの鉄板シートとは比べ物にならないくらいちゃんとしてる! 純正シートの感じとは全く別で、あくまで社外シートなんだけどプロがしっかり考えて作ったシート、という印象でした。
シートを変えるときに恒例となるのがシートダンパーの移設作業。シート裏側の左右に付いているマウントを外し、新しく付けるシートにネジで付け直すだけ。
SRの場合はネジを止める用の受け役立ったのでこの場所でしたが、他のシートでも形や機能は違えどシートダンパーは大体付いているものです。
ネジを緩めて新しい側にそのまま付けるだけだったので超簡単でした。
車種専用品じゃないとこれを移設するのが大変だったりします。ネジ穴まで用意されて付け直すだけにしてあるあたり、さすがちゃんとしてる社外シートメーカーです。
まず一番に予想していたとおり、めっちゃカッコイイ!キャニオンシートは後ろに少しだけ長く(全長650mm)、一番後ろがもっこりしてます。
今までのシートはフラットシートだったので最初は違和感ありましたが、このもっこりのおかげで車体のフォルムも決まってるし、このシートならではのスタイルに仕上がりました!
最初に座った感想「スポンジの次元が違う」。
今までが鉄板だったので過度に感じているかもしれませんが、座ってスポンジが縮み、もう一段階先に硬さが違うスポンジがあるイメージ。なので二段階でクッションしてくれるんです。
しかし決して柔らかいシートではありません。柔らかい・硬いというよりも自然にフィットする感じ。早速3ヶ月間無我夢中で走りまくってみました!
使い始めて何度か雨に振られましたが、水は弱点。最初のうちはなんてこと無いんですが、しばらくするとシートの縫い目から水が染みてしまうんです。雨の中走っているときは気づきませんが、停めといて雨に振られたあと乗ったりするとシートの縫い目の形でパンツのケツが濡れるということはありました。
防水対策してある社外シートもありますが、僕のように雨でも関係なく乗るタイプは対策していないシートだとこういう事が起こるようです。
3ヶ月間ほぼ毎日乗ってましたが、一番走ったのは街乗り。硬さなどは気にならない距離の移動でも、前のシートと比べてしまうと「このバイクってこんなに乗りやすいんだ…!」と感動するレベル。
振動もそこまで気にならないし、多少前傾気味になるシートの形でしたが特に問題なく、快適に走れました。
少しだけ気になった部分を挙げるとすれば、シートの横幅が広くなったこと。純正シートはもっと厚みもあって横にも広いですが、前に装着していたシートは更に縦に細く厚さもないため、どんなときでも両足ベタ付けが余裕。
そんな状況からキャニオンシートに変え、座る部分の横幅が増えたのでベタ付けとまでは言わずとも少し浮くくらいの足つき性に。これくらいがちょうどいい!と思える足付き性になりました。
純正から変えた方は足付きが良くなりすぎてびっくりすると思います。
長距離ツーリングなどにも出かけましたが、一日で500kmくらい走ってもまだ乗れる、と思えたのには驚き。前のシートでは100kmでも相当な気合いがないと乗りたくなくなってしまう硬さでした。
シート変えるだけでここまで快適になるとは…!
蒸れも問題なく、ここ3ヶ月では運転中蒸れて立ち上がる、なんてこともありません。そもそも蒸れるほど沈み込まないし、柔らかいサポーターがケツを支えてくれてる感じなので普通のシートよりも設置してる面積は少ないはず。
社外シートって、カッコイイけど使い心地悪いんでしょ?と思っていた僕の思い込みは見事に打ち砕かれ、良い社外シートは性能も良いということを身をもって実感しました。
カスタムするならまずはマフラー、というのが定番ですが、こんな簡単に付け替えられてスタイルも良くなるなら一番最初にシートからカスタムしてみるのもアリだと思います!
シートだけでもバイクのイメージはガラッと変わりますよ!
(ライター:佐藤 快/Moto Be 20代にバイクのライフスタイルを提案するWEBマガジン)
【関連リンク】
SR用ヘブンズシートの詳しい情報はこちら!
https://heavens-parts.com/list.php?c_id=18
※SR以外にも様々な車種のシートが用意されています。
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