世界で3番目にアルピーヌが売れている国ニッポンに、待望のハイパワー版「アルピーヌ A110S」が上陸!【東京モーターショー2019】

●ブーストアップで40馬力増! さらにカーボンルーフ採用などでダイエットも徹底

東京モーターショー2019
ルノー・ジャポン代表取締役 大極司さん(左)と、本国アルピーヌの責任者レジス・フリコデさん。

アルピーヌ山脈のグラフィックが描かれたブースをバックに発表されたのは、アルピーヌA110の新たなるグレード「A110S」でした。

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新グレード「A110S」。

現行で展開されている「PURE」(ピュア)、「LINEAGE」(リネージ)に加わるホットモデル、との位置づけです。これまで投入されたノワールなどトリムを変えた限定車とは、気合の入り方が違うようです。

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ミッドに搭載されるのは292psの1.8リッター直列4気筒ターボ。

エンジンをミッドにレイアウトする2シータースポーツといえば想定ライバルは718ケイマンですが、その上位モデルと同じ「S」を冠することからも並々ならぬ対抗心が感じられます。

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わずかにローダウンされている。
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ルーフのカーボンがただならぬオーラを放つ。

本国アルピーヌから来日した重役レジス・フリコデさんは、世界でTOP3に入るという日本市場に敬意を払いつつ、ブーストアップされ40ps向上しながらカーボンパーツを多用し車重を1114kgに抑えたハンドリングファーストぶりをアピールしました。

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ALPINEテレメトリー。
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トリムの随所にオレンジが配される。
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リヤピラーのオレンジが識別点。
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キャリパーもオレンジ。ホイールはダークスパッタリング加工となる。
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シートは他グレードと同じsabelt製だが、A110Sは軽量バージョンだ。
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ドアトリムやステッチにもさりげなくオレンジが。

これだけ手が入って「ピュア」(804万6000円〜826万円)、「リネージ」(844万4000円〜856万6000円)よりもわずかに高い899万円(予価)というのはバーゲンプライスでしょう。

すでに400台以上のA110が売れている日本。既納オーナーにとっても気になる存在が現れたのは間違いありません。

(畑澤清志)