■トヨタがEVスポーツの「e-RACER」を世界初公開
トヨタ・ブースのプレスカンファレンスで、豊田章男社長は「ここにクルマはなく、人(来場者)中心(主役)のブース」と紹介しました。しかし「e-RACER」というEVスポーツカーのサプライズが擁されていました。
全長3340×全幅1620×全高970mmというサイズで、一充電走行距離や最高速は明らかにされていませんが、現在のEVスポーツ同等以上としています。
同コンセプトカーは、トヨタやマツダ、デンソーにより設立されたEVの共同技術開発会社「EV C.A. Spirit」によるものではなく、トヨタ単独での開発だそう。なお、あくまでもデザインスタディ/コンセプトカーであり、市販化の予定はないそう。
「モビリティのテーマパーク」をテーマに掲げたトヨタは、遊び心あふれるブースになっています。「PLAY THE FUTURE!」を掲げ、顔写真入りのレジデンスカードを作ってポイントをためると、ブース内にあるトヨタコンビニで、丸型ウォーター、絆創膏、クレヨン、スマホグリップやケースがもらえる仕掛けも用意されています。
背景に未来のモビリティ都市が描かれたトヨタ・ブース(プレスカンファレンス)では、未来人と小型ロボットが登場。
コンセプトカーは東京オリンピック・パラリンピックの選手村で自動運転走行する小型バスタイプの「e-Palette」が登場。トヨタの自動運転車両である「e-Palette」は一充電走行距離が150km程度、最高速19km/hで自動運転が可能。高精度3Dマップやライダー、カメラなどを搭載し、運行管理による低速自動運転を実現(SAEレベル4相当)するとしています。
(文/写真 塚田勝弘)