プラグインハイブリッドのゴルフ。「ゴルフ GTE」はスポーツ性が魅力

●プラグインハイブリッドでもスポーツな走りを実現

ゴルフGTEはエンジンとモーターを搭載するハイブリッド車両ですが、バッテリーには直接充電が可能。モーターのみで最大53.1km走行することが可能なプラグインハイブリッドモデルです。

ゴルフGTE
ゴルフGTEのフロントビュー

外観は標準シリーズのゴルフハッチバックとほぼ同様ですが、各所にブルーの差し色が増えています。

ゴルフGTE
ゴルフGTEのリアビュー

例えばヘッドライト周りのベゼル部分。テールのロゴバッジ、さらにはブレーキキャリパーなどが専用の青色となっています。

ゴルフGTE
ゴルフGTE専用のキャリパーカラー

インテリアに目を移すと、ゴルフのスポーツモデルGTIでは定番のチェック柄が、ブルーを使ったものになっていることに気づきます。

ゴルフGTE
ブルーチェックを採用したゴルフGTEのフロントシート
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ゴルフGTEのリアシート

ちなみに充電用のソケットはフロントエンブレムの内側に装備されています。エンブレムの左端を押すとロックが解除され、フタが開く仕組みです。

ゴルフGTE
ゴルフGTEの充電用ソケット

ボディサイズは全長が4265mm、全幅が1800mmで全高が1480mmとなっています。サスペンションはフロントがストラット、リアがマルチリンクのものです。

ゴルフGTE
ゴルフGTEのサイドビュー

パワーユニットを見ていきましょう。ガソリンエンジンは1.4Lのもの。TSIと呼ばれるこのエンジンは最高出力が150ps/5000-6000rpm、最大トルクは25.5kgm/1500-3500rpmとなっています。これに109psと33.6kgmのトルクを持つモーターを組み合わせます。

ゴルフGTE
ゴルフGTEのエンジンルーム

なお国産車のプラグインハイブリッドとは異なり、このゴルフGTEは通常のトランスミッション(6速のDSG)が備わっていることに注目してください。

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ゴルフGTEのインパネ
ゴルフGTE
ゴルフGTEのシフトノブ

試乗してみるとこのプラグインハイブリッドはそのモデル名からもわかるように、エコの側面よりもスポーツの側面を推し出していることがわかります。

アクセルを踏み込むとモーターと合わせ、力強い加速を楽しませてくれるのです。

ゴルフGTE
GTEスイッチでパワーアップも可能

またシフトレバー脇のGTEと書かれたスイッチを押すとメーター内の表示が変わり、さらにパワフルなモードに変化します。

同じアクセルの踏み込み量に対し、より鋭い加速特性にしてくれるのです。

伝統のGTIブランドに並び立つ新たなブランドとして、GTEは注目のモデルです。

価格は469万円です(オプションパーツ含まず)

(写真・動画・文/ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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