●「ドアtoドアナビ」「ドライブ制限アラート」など多彩なサービス
2019年秋に発売される日産スカイラインのマイナーチェンジモデルは、ひと足早く7月12日に発表されたNTTドコモによる車載Wi-Fi「docomo in Car Connect」も含めた、次世代コネクティッドサービスの「NissanConnect」に対応します。
「NissanConnect」の利用にはサービス(有料・年契約)への加入が必要で、また「docomo in Car Connect」の利用には、別途、NTTドコモとの有料オプション契約も必要になります。用意される機能は「OTA自動地図更新(通信による地図の自動更新)」、「ドアtoドアナビ」、「docomo in Car Connect(車内Wi-Fi)」、「ドライブ制限アラート」になります。
「OTA自動地図更新(通信による地図の自動更新)」は、ナビの地図を、車載通信機を使って自動で更新するサービスで、OTAはOver The Airの略。地図更新は年に3回、差分更新されるもので、走行中でも更新可能。主要幹線道路開通のタイミングに合わせて、更新のお知らせがナビ画面に表示されます。
「ドアtoドアナビ」は、スマホとカーナビをシームレスでつなぎ、最後の目的地までスマホを使って案内するもの。スマホで目的地探索やドライブルートを計画し、場合によってはクルマまでスマホが案内。乗り込むと目的地が車載ナビに転送され、クルマから降りた後、駐車場などから目的地までスマホが案内する機能です。
「docomo in Car Connect(車内Wi-Fi)」は、データ通信料を気にせず動画やゲームなどをクルマの中で楽しめるサービス。必要な手続きは、専用サイトからの申込になり、「NissanConnect」と接続料金は別料金になります。Wi-Fi接続後のログイン認証は不要です。
「ドライブ制限アラート」は、家族が運転しているクルマ(まずはスカイライン)のエリア、時刻、上限スピードをアプリで設定することが可能で、設定値を超えるとスマホに知らせてくれる機能。親や子どもなどが運転している場合でも安全運転かどうかなどが分かります。
「NissanConnect」は始まったばかりで、今後もさらに多様なサービスが増えることが期待されます。
(文/塚田勝弘 写真/平野 学、日産自動車)