【ボルボXC90 D5試乗】 さすがのユーティリティ。アウトドアの遊び道具を余裕で詰める広大な室内

●贅沢なグランピングでも遊び道具は必須。人も荷物も優雅に運べるXC90

3列シートモデルをラインアップするボルボのXC90。ボディサイズは全長4950mm、全幅1930mmとビッグで、さそのユーティリティ性はかなりの高さとなっています。

XC90のシート配列は前から2、3、2名の7名定員です。サードシートは1名分ずつを前倒ししてフラットにすることができます。D5でのデータが見つからないので、ガソリン車のデータを紹介すると定員乗車時のラゲッジルーム容量は314リットル、サードシート2席を収納すると692リットルまで拡大できます。ガソリン車とディーゼル車でラゲッジルーム容量が違うことはまずないでしょう。


セカンドシート、サードシートすべてを倒した際の容量は1868リットル(ガソリン車)です。XC90のセカンドシートは1席ずつを前倒しできます。つまり、セカンドシートのセンターのみを倒すことも可能です。この倒し方をすると、長尺物が積めるのはもちろんのなのですが、ちょっとしたセパレートシートっぽい感じになるのもなかなかいいものです。

それにしてもフルラゲッジにしたときの広大なラゲッジルームにはかなりのビックリ感があります。最近はキャンプといっても、贅沢なグランピングが人気。テントやコンロなどはグランピング施設に用意されているだろうけど、やっぱりアウトドアではいろいろな遊び道具を使いたいもの。そうしたときに、この広大なラゲッジルームはとてもありがたいものとなることでしょう。

(文/写真・諸星陽一)

この記事の著者

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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