●大型化により居住性が大幅に向上。MBUXを搭載する新型GLE
メルセデス・ベンツ Mクラス改め、GLEを名乗っていたプレミアムSUVが2019年6月18日にフルモデルチェンジを受けました。
実質的にGLEとしては初のフルモデルチェンジで、Mクラスから数えて4代目になります。注文受付は18日から開始され、納車は「GLE 450 4MATIC スポーツ (ISG搭載モデル) 」が18日から、「GLE 400 d 4MATIC スポーツ」は8月以降、「GLE 300 d 4MATIC」は11月以降が予定されています。
GLEは、前身の「Mクラス」が1998年に誕生して以降、メルセデス・ベンツSUVの中核モデルとして進化を遂げ、SUVらしい力強さとスポーティネスを表現したエクステリアデザイン、上質感あふれる内装、オン/オフロードともに優れた走行性能を備え、プレミアムSUVというカテゴリーを創出。2015年10月には名称を現在のGLEに改め、EクラスファミリーのSUVとしての位置づけが強化されています。
4世代目となる新型GLEは、内・外装のデザインが一新され、最新技術と装備を搭載して生まれ変わっています。オンロードでは、高い俊敏性を、オフロードでは卓越した走破性を実現したとしています。
キャビンが大幅に拡大し、同モデルで初めて3列目シートが設定され乗車定員が7名になったほか、新型Aクラスで導入されたインフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」と最新の安全運転支援システムを用意。
グレード展開は、GLE初の4気筒クリーンディーデルエンジンが搭載された「GLE 300 d 4MATIC」、静かでスムーズな直列6気筒クリーンディーゼル搭載の「GLE 400 d 4MATIC スポーツ」、直列6気筒ガソリンと「ISG」が搭載された「GLE 450 4MATIC スポーツ」を用意。
「GLE 300 d 4MATIC 」には出力を高めた2.0L直列4気筒ディーゼルエンジンの「OM654」が搭載され、最高出力 245PS(180kwW)、最大トルク500Nmを発生。「GLE 400 d 4MATIC スポーツ」には、最高出力 330PS(243kW)、最大トルク 700Nm を誇る3.0L直列6気筒クリーンディーゼル「OM656」を搭載しています。
「GLE 450 4MATIC スポーツ」には、コンパクトな3.0Lリッター直列6気筒ガソリンエンジンの「M256」とともに、「ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)」「48V 電気システム」などの新技術を搭載することで、効率性、快適性、高性能化を同時に実現。
エンジンのみで最高出力 367PS(270kW)、最大トルク500Nmを発生させ、さらにエンジンとトランスミッションの間に配置された電気モーター「ISG」と「48V 電気システム」により、最高出力16kW、最大トルク250Nmを発生。
トランスミッションは、9G-TRONIC オートマチックが組み合わされています。1速から9速までの変速比幅が広いことから、エンジン回転数が大幅に低減され、優れたエネルギー効率と快適性を実現したとしています。
「GLE 300 d 4MATIC」には、前後 50:50 の固定トルク配分となる4MATICを、「GLE 400 d 4MATIC スポーツ」と「GLE 450 4MATIC スポーツ」には前後 100-0%〜0-100%の連続可変のトルク配分を行うことで、オンロードとオフロードの性能をさらに高いレベルで両立させた新開発の4MATICが採用されています。