●タクシーとして活躍するクラウンコンフォートがレーシングカーに?
主にタクシーや教習車として使われているトヨタのクラウンコンフォート。これをベースに往年のスーパーシルエット風にメイクした車両をオートサロン2019の会場で発見しました。
作ったのは静岡工科自動車大学校の若い学生さんたち。
拡幅されたフロントのワイドフェンダーは、コンフォートをもう一台買ってきてフェンダーを取り外してオフセット装着。その上で隙間を鉄板溶接して埋めたとのこと。
リヤフェンダーに関してはノーマルのコンフォート・ボディで型取りしてFRPで作成。やはりオフセット配置することで形成しています。
リヤウイングは上下二段の大胆な造形のものを装着しました。
テールランプはコンフォートの縦型のものですとレーシーさにかけるとの判断から♯15系クラウンセダンの横長テールランプを埋め込んでいます。
エンジンルーム内はシェイブが施されてフェンダーを追加するなど、最新のカスタム流儀に則った内容となっています。
一見するとチューニング済み風に見えるペイント済みエンジンは1TR型。コンフォート用をノーマルのまま搭載しています。前後ホイールはコンフォート用のスチールホイールをベースに、極太リムを組み合わせたリバレルにて作成したものです。
街中では少々野暮ったく感じるコンフォートですが、カスタムでこんなにも魅力的に仕上がるんですね。
(写真・動画・文/ウナ丼)