今回、欧州メーカーから発表されたコンセプトカーを見たとき、ひとつは都市内で移動しやすいパーソナルモビリティが多く出されていたことと、もうひとつ、セダンとは違うスペース追求型のものが多かったことが感じられました。
これはシトロエンの「Tubik」。1940年代後半から活躍した同社の「タイプH」(写真下)というバンにどことなくイメージが似ています。
こちらはプジョー「HX1」。こう見えて6人乗りのいわゆるミニバンですが、フランス製だとなぜかおしゃれに見えてしまうのは不思議です。
同じくフランスのルノー「FRENDZY」。全長は4091mmと短いものの室内を多彩なレイアウトで使うことができるMPVコンセプトです。またルノーはもう1台“R-SPECE”という、こちらもスペースユーティリティを追求したモデルも展示していました。
よく考えるとこの4台はいずれもフランスメーカーが出展しています。急に日本ほど脱セダン化となるとは思えませんが、近い将来、フランスもミニバンが市場の主流となる日がやってくるかもしれません。
(クリッカー編集部)