初開催となる「MotoGPタイグランプリ」を記念した、MotoGP PTT Thailand Grand Prix 2018 ブリーラム・ナイトでタイの魅力を満喫しました

2018年10月5日〜7日にタイ東北地方のブリーラム県内チャーン・インターナショナルサーキットで初開催される、世界最高峰の二輪ロードレース選手権「MotoGP PTT Thailand Grand Prix 2018」に先駆けて行われたプレスカンファレンス&レセプション「ブリーラム・ナイト」へ行ってきました。

プレスカンファレンスには日本の報道陣だけでなく、タイ国観光スポーツ省やスポーツ庁、メディア陣など本国からも多くの人が訪れ、「ここ日本だっけ?」と思ってしまうほど。

そもそも何故日本でプレスカンファレンスが行われたのでしょうか? その真相をタイ国観光スポーツ省事務次官ポーンパヌ・サウェータルン氏が明かしてくれました。

「日本は特別に『MotoGP PTT Thailand Grand Prix 2018』の記者会見の会場に選ばれました。アジアでも人気のレースであるスーパーGTとF1を日本で開催されていることはよく知られていますので、毎年2千万人以上の観光客が日本を訪れます。大変喜ばしいことに日本は、タイ人にとって人気の観光地です。これ以外にも、日本はMotoGPに参戦するためにファクトリーチームも派遣してきました。これらのチームはすべてタイに拠点を置いており、高いレベルでタイ経済を促進するための収益を生んできました。そして最も重要なことは、タイと日本は130年以上も友好的に協力しあう体制を築き上げてきた強固な関係があります。ですから日本は、国際レベルの舞台となる『MotoGP PTT Thailand Grand Prix 2018』を宣伝するのに大変適しているのです」

タイ国スポーツ庁総裁代理サンウィアン・ブーントー氏は、これからのタイのモータースポーツの未来について語りました。

「タイ国スポーツ庁はタイのモータースポーツを常に支援してきました。タイがMotoGPの主催国になったことで、タイの若者がモータースポーツに興味を持ち、好きになる機会にもなるでしょう。ワールドクラスの選手の競技を間近で観戦することは、これら若者にとって将来のプロスポーツ選手を目指すための刺激となるでしょう。タイ国スポーツ庁の若者をプロ選手へ育成するプロジェクトに基づき、ドライブスキルのある若者を選抜してプロジェクトに参加してもらい、夢に届くようにポテンシャルを向上させワールドクラスのレーサーになれるように後押ししています」

チャーン・インターナショナルサーキットは日本のトップカテゴリーレースである、スーパーGTのタイラウンドを開催している場所でもあります。壇上には株式会社GTアソシエイション代表取締役 坂東正明氏も登壇し、サーキットの様子やタイの楽しみ方を教えてくれました。

「2014年の10月にチャーン・インターナショナルサーキットのこけら落としとして、スーパーGTタイラウンドを開催しました。それ以来、タイのファンの皆さんや現地の企業の皆さんからご支援を頂きまして、毎年多くの方にサーキットにお越しいただいております。またサーキットのあるブリーラムにはパノムルン遺跡、となりのスリンでは年に一度たくさんの象が集まる『象祭り』が行われており、魅力的な観光スポットがたくさんあります。私も個人的に毎年象に乗っております。ホテルやレストラン、デパート、フライト数も年々増えているので、ぜひとも多くの日本のファンの方が現地に訪れてほしいです。そして日本とは異なる環境でMotoGPを楽しんでいただきたいです」

質疑応答でのサーキットの魅力、気象状況の質問に対し坂東氏は以下のように答えました。

「チャーン・インターナショナルサーキットの魅力は、どこのコーナーにいても全てが見えるということ。どこでバトルしているのか、一目瞭然なんです。ホスピタリティも日本とひけをとらず、駐車場も整備されているので何の問題もありません。ここでレースを開催できるのは、幸せなことです。気候は日本のほうが暑いので、日本の夏を経験していれば問題ありません(笑)」

そしてPTTオイル&リテールビジネス社 社長代行兼CEOジラポーン・カーウサワット氏は、日本のファンに向けてメッセージを送りました。

「このサーキットは美しく、4.5kmの距離の戦いを見ることができます。『MotoGP PTT Thailand Grand Prix 2018』が世界で最も素晴らしい1戦となり皆さまに感動を与え、世界各地から参戦する各チームの選手、メンバー、主催者及びファンクラブにとって印象深いものになると私は信じています。また皆さまには、この機会にブリーラム県や他のタイの観光地でゆっくり観光していただきたいです」

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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