39回目を迎えたバンコクモーターショー。テーマは「レボリューション・イン・モーション」【バンコク・モーターショー2018】

羽田から南へ約6時間半、南国タイはバンコク近郊のノンタブリー県で「第39回バンコク・インターナショナル・モーターショー」が3月28日から4月8日までの予定で開催中です。今年のテーマは「レボリューション・イン・モーション」。変わりゆく時代を反映し新技術やコミュニケーション技術が注目を集めています。

バンコクモーターショーは東京モーターショーなどとは異なり、その場で商談を行いユーザーがクルマを購入することができます。モーターショー会場で契約すると低金利が適用されたり、さまざまな成約記念品がもらえるなど、お得なことが多いため、タイの人々はこうした機会にクルマを買うことが多いと言われています。昨年のモーターショーの一般公開期間は14日間(今回の一般公開日期間は12日間)で、この間に3万4000台の契約が結ばれています。

ちなみに一昨年の契約台数は3万8000台で、昨年は微減となっていますが、今年はエコカーを購入し5年使用すると10万バーツ(約30万円)が補助されるという優遇政策が始まって5年目に当たるため、買い換え需要が活発になるとの予想があり、昨年よりは契約台数も増えることが予想されているとのことです。政府が出す生産台数見通しも、昨年の3~5%増とのことですので、契約台数もおそらくはこの程度の増加となるとのことでした。

(文・写真:諸星陽一)

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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