新型フォレスターには運転支援システムのアイサイトが全車に標準装備されています。このシステムの効能は車や歩行者等との衝突を防ぐ事故防止と言う側面も大きいのですが、通常走行時の疲れを減らすというメリットも見逃せません。
今回、時速0km/hから100km/h以上(公式には120km/hとされていますが操作画面を見ると約130kmまでセットできそうです)の領域で作動する、全車速追従機能付クルーズコントロール(ACC)の性能を高速道路と首都高速道路でチェックしてきました。
時速100km/hにセットして高速道路を走ります。
すると前方を70km/hで走る車両に追いつきました。このとき、アイサイトを使用したACCは、ごく自然に減速をして70km/hまで落とし、一定の車間をキープしてくれます。
車両捕捉から減速に至るまでの過程は非常にスムーズで、もしかしたら人間が操作するよりも上手なんじゃないのと思うほどでした。
この後首都高速で激しい渋滞がありまして、完全に停止する場面がありました。この時もフォレスターののACCでは車速で0km/hまで落として停止までしてくれます。またその一連の動作もスムーズで、ドライバーの不安がない自然な減速でした。
前方の車両が発進した際にはアクセルもしくはステアリングのレジュームスイッチを1回操作してあげれば再スタートします。その後は再度設定した車速にて自動追従走行してくれます。
フォレスター搭載のアイサイトによる速度制御はとにかくナチュラル。これによりドライバーの負担が大きく減ることが確認できました。今年でアイサイト誕生から11年。老舗ならではの絶妙な制御だな、と感じました。
(写真・動画・文/ウナ丼)