新型フォレスターのカタログから見えてくるものとは?

もうすぐ日本でも発表、発売とされている新型SUBARUフォレスター。ニューヨークでワールドプレミア、北京でハイブリッドモデルの発表、そして日本で先行予約が開始しています。

先行予約開始のニュースリリースによると、日本仕様の特徴として、

●SUBARU初となる乗員認識技術「ドライバーモニタリングシステム」を採用。車がドライバーをおもてなし、 安全な走行をサポート。
●モーターアシストによる軽快な加速により、日常シーンでも走りが愉しめる「e-BOXER」を搭載。
●「SUBARU GLOBAL PLATFORM」を採用。クラストップレベルの快適性と安全性能を実現。
●最新の先進安全装備「歩行者保護エアバッグ」と「アイサイト・ツーリングアシスト」を全車標準装備。

とあります。

「ドライバーモニタリングシステム」の初採用、ハイブリッドシステム搭載車である「e-BOXER」の存在、「歩行者保護エアバッグ」と「アイサイト・ツーリングアシスト」を全車標準とすることなどで、ハイテクと先進性などを中心に進化を伝えているようです。

さて、ここに北米仕様のフォレスターのカタログがありますので見ていきたいと思います。

         

ハイブリッドは登場してこないものの、その他の装備群はSUBARUフォレスターのアドバンテージとしてそれなりのページを割いて紹介しています。けれど、全体の雰囲気としては使い勝手の良さやふんわりとした暖かさが感じられます。一般的に日本仕様のカタログは先進装備、スペックなどが目立つのと少し違っているようです。

そして、後半の〆に、「For all you love.」とあります。「あなたの愛するすべてのために」といったところでしょうか。

SUBARUの北米での販売台数増、躍進は愛をテーマにした展開が功を奏したと言われています。ハイテク先進装備はあくまでもあなたやその愛する人を楽しませ、守るためのもの、というテーマが伝わってくるカタログなのです。

このカタログによると、北米での発売は2018年秋とされています。

日本では、『新型「フォレスター」の今夏発売に先立ち、本日 2018 年 5 月 18 日より先行予約を開始します。』とされています。

日本で生まれた日本のSUBARUフォレスター。ニューヨーク、北京と海外での展開を先行させるように見えましたが、しっかりと発売は日本が最初です。そこには日本への愛があるからではないでしょうか。

(clicccar編集長 小林 和久)

この記事の著者

編集長 小林和久 近影

編集長 小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務める。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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