トヨタが電子部品事業をDENSOに集約、重複業務の一本化で開発を加速

トヨタ自動車が6月1日、主要な電子部品事業を「DENSO」に集約する方向で検討を開始すると発表しました。

「電動化」「自動化」「コネクティッド」などの技術進化に伴い、自動車部品の電子制御化が加速するなか、両社は電子部品事業における先行開発/量産開発/生産を双方で行なっており、こうした重複業務の解消により発生するリソースを、今後のモビリティ価値向上に向けた新たな領域にシフトする考えのようです。

具体的には2019年末を目処に、トヨタの広瀬工場における電子部品の生産をDENSOへ移管。量産メリットを活かして、より高品質かつ廉価な電子部品をDENSOがトヨタに供給。

また2022年以降、電子部品の量産開発機能をDENSOへ集約。分散している開発ロケーションの一本化により、開発から生産まで一体となった新組織体制をグループで構築し、開発スピードを加速させる模様。

トヨタとDENSOは連携を一層強化することにより、トヨタグループ全体での競争力を向上させる取り組みを加速させるとしています。

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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