ポルシェが自社のフラッグシップ・クロスオーバーSUV「カイエン」に、クーペを設定することを計画していることが分かりました。
入手したCGは、リアウィンドウが極端に寝かされスタイリッシュに仕上げられています。ベースモデルと比較して後部ヘッドルームへの影響が懸念されますが、BMW『X6』やメルセデス『GLEクーペ』の成功により、顧客のニーズが実用性でないことは明白です。
かつて、ポルシェファミリーの主力は「911」でしたが、90年代に『ボクスター』がブランドの救世主として誕生し、2002年にはSUV「カイエン」がブランド若返りの原動力となりました。さらにコンパクトSUV『マカン』発売により、モデルラインアップは劇的に変化しています。ビジネス上の観点からSUVがブランドを牽引しているのは間違いなく、「マカン」の次の一手として「カイエン クーペ」の開発が進められている可能性が高いようです。
計画が実行されるならば、2020年にワールドプレミアが予想されます。しかしそれだけに留まらないようです。ポルシェは「マカン」にもクーペを設定する計画を持っていると言います。ライバルの「X6」や「GLEクーペ」同様、ベースモデルより高価になることも間違いないでしょう。
(APOLLO)